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これからも上手に生きていくつもりかい。

12.7 空は曇天でチラホラ雨が降っている嫌な感じの天気だった。 2011年の11月、札幌から下北沢にあるイベントを一人で見に来た。同い年のコウヘイってやつがボーカルをやってるバンドが主催のイベント。下北沢にて、ってやつ。僕はそこで今でも忘れられない衝撃的なライブをいくつか見た。 それから上京してからも、そのイベントには行けるだけ行こうと決めていた。コウヘイってやつがやってるTHEラブ人間のトリのライブだけでも見たいと行った年も何度かあった。最後のライブが終わったGARDENの外には沢山のバンドマンがフライヤーを配る列が出来てた。僕はそれを全部貰う年もあれば、全部貰わない年もあった。でも、あそこであーやって配りたいと思わせるライブをしたTHEラブ人間の存在のデカさが揺らぐ事は無かった。 今年は12.1から7デイズでイベントが行われてた。初日は石塚さんが呼んだ面々が揃っていて、下北沢が新宿JAMのあのメンツで溢れてた。なんだか居心地が悪いようで良いような形容し難い不思議な気持ちだった。その日のラブ人間のライブがめちゃくちゃ良かった。 12.7のお昼に急いでGARDENへ向かう。砂男という曲だけ聞けた。何年か前にボイガルシンゴとモヨコ森君と四人で新宿駅東南口で路上やった日を思い出した。オレはしばらくあそこでは歌えなくなった。 12.7と8で沢山のバンドのライブを見た。FINLANDSを見に行ったら何故かあいつが歌ってて、FINLANDSの曲をやってた。初めて聞いたFINLANDSの曲がそれで、あいつのライブもそれ以外は見れなかった。変なもんだ。 忘れらんねえよ、と、愛はズボーンがめちゃくちゃに良かった。 毎年大トリのラブ人間のライブを一番楽しみにしていた。今年もとても楽しみで出来る限り前で見た。コウヘイはまだ歌いながら戦っていた。自分に精一杯歌ってた。その姿はそのステージに僕も立たせてくれているようで、とてもグッと来た。新しく発表された砂男IIのMVは素晴らしくてニヤニヤした。 確かな炎が宿った。ラブ人間、コウヘイありがとう。 少し時間を遡る。 11月23日にロクヨルであったTHEビンボーダンスのライブに向けて、みんなで深夜スタジオに入った。ドラムの石塚さんが良くイベントをやってる東新宿LOVE TKOで年明けの1.13にしっぱいまんとツーマンやらないか?という話が出た

太陽の下で

11.23 THEビンボーダンスというBANDのBASSとして、生まれて初めてのコンテストライブに出演した。 場所は下北沢ろくでもない夜。 バンドメンバーは、元新宿JAMの店長の石塚明彦、ThreeQuestionsの内藤重人、toitoitoiのきしかわまき、JET THUNDERSのしっぱいまん。 一年に一度開催される世田谷区の音楽コンテスト、世田谷バンドバトルに出演し優勝する為に、石塚さんを中心に結成したバンドである。 去年は音源審査で落選したが、今年は見事通過し、ライブハウス審査に進めたのだ。 ライブハウスに進めたら、もうこっちのもんだと、意気揚々とライブに臨んだ。 一番目だったらいいね、なんて話してたら、なんとクジで一番手。予定通りでセッティングをし、すぐに本番。 貧乏賛歌という最初に作った曲1曲で勝負。 一瞬でステージは終わった。他の出演者達のライブを、モニターで見たり、生音で聴いたり。 全出演者のライブが終わり、審査も終わった。 1位になればシード権ですぐに決勝である。 3位と2位はライブハウスの二次予選に進む事になる。 3位と2位が発表されて、いよいよ1位の発表。。 「1位はTHEビンボーダンス!!」 まじか。なんと1位通過。 来年の2月16日に世田谷区民会館での決勝戦進出が決まった。 嬉しい。初のコンテストでこんな気持ちになれるとは。 石塚さんが子供のように喜ぶ。そうか、これに出たくて組んだんだもんな。 石塚さんは仕事だったので一足先にバイバイして4人で下北の民亭へ。 初めてだったけど良かった。 しっぱいまんとバイバイして、しげさんとまきさんが僕の新居へ。 シガーロスの6時間くらいある国道の映像作品を見る、とても良かった。 メンバーから拝借した写真を載せます。 2020.2.16の世田谷区民会館、是非お待ちしてます。 佐々木泰雅 フロムTokyo

詩の時代

2019.11.22 雨の中、少し俯きがちに、若干猫背気味に、公園を抜けて行く。傘は嫌いだから全然濡れて良いんだけど風邪を引くのはもっと嫌いなので仕方がない。東横線の都立大学駅で降りて7分の会場にライブを観に行った。東横線とは「東京」と「横浜」を繋ぐ路線。例えば埼京線だったら「埼玉」と「東京」とか。京成線だったら「東京」と「成田」とか。路線名には繋がってる元と先が含まれてる事を東京に住んでからある日ふと気付いた。 そうだ、ある日ふと気付くのだ。「繋がり」の事に。誰よりも早く気付く事もあれば、誰よりも遅く気付く事もある。誰よりも早く気付くというのは、誰も知らない価値観を発見する事でもあり、新曲に似ている。そして誰よりも遅く気付くなら、その事を誰よりも重大に深く捉えたい。ひらがなや漢字の成り立ちのように、街の名前に氵を付けて昔の人が未来に何か伝えたいように、父さんと母さんが僕に名前をつけてくれたように。今、此処で、私が生きている事に、そして何かと繋がっている事に、意味があるようでないようで、やっぱり圧倒的に完全にあると、僕は今此処で思ってる。自分の歴史から派生した表現を音楽にする、そんな事をNUMBER GIRLのラストライブで向井秀徳が話してるが、分かる。バックグラウンドミュージック、というアルバムでメジャーデビューしたあいつのバンド、そのボーカルが、泰雅さんこのアルバムタイトル僕めっちゃ良いタイトルだと思ってるんです、と自慢げに話してくれたのを、ある日ふと思い出した。あれはきっと「誰よりも遅く気付いた」んじゃないかと思う「ふと」だった。僕はその事を誰よりも重大に捉え、沢山の「シーン」を思い出してしまった。 「シーン」 ある日のワンシーン、のように流れて行く景色としての「シーン」と、もう一つ、僕が重大に捉えたい「シーン」は「表現の背景にある時代」である。それは表現の存在理由でもあり、表現の意味でもある。それが感じ取れない表現に心を揺さぶられた事は、僕は今まで一度足りとも無い。「切実」な訴えでしか世界は変わらないのだ。 昨夜は「東横線」に乗り都立大学前で降りて、傘をさして俯きがちに、猫背気味に公園を抜けて観に行ったライブ。繋がろうとする意志、バックグラウンドのある姿勢、そして切実な声、そこにはその瞬間「シーン」があった。

パンクロックはジャンルじゃない

書きたい事が沢山あるような気がする。 しかし、書ける事はほとんど無いような気がする。 初めて東京にライブに来たのが2011年の2月。 もうあれからどれくらいの時間と人が流れたんだろうか。 まだまだ僕はあの日の、その先に、今日も居たんだろう。 居たかったんだろう。 下北沢の街は、あの日本当に眩しかった。 憧れが、さらに憧れを呼んで、下北沢にまた来たい、何度でも来たい、と思わされた。 あの不思議な気持ちは忘れないだろう。 その日の下北沢屋根裏の楽屋には、カルトフラワーズというバンドのPASが貼ってあった。 その日の少し前に、地元北海道札幌のサウンドクルーというライブハウスで、JET THUNDERS企画のアクメナイトというイベントで、カルトフラワーズとキンゴンズと共演した。後にも先にも忘れられない夜だった。僕らはベースレスの三人編成で、JET THUNDERSの夜はまだ始まったばかりをカバーした。そしたらJET THUNDERSのライブ中にしっぱいまんが僕をステージに上げてくれて、ギターを弾かせてくれた。ジョニーさんとなおやんと一瞬バンドをやれたのが超最高だったし、僕はアクメナイトに出るのが夢だったから、そんな状況夢のまた夢だった。 カルトフラワーズのボーカルのあっちゃんは、元ライラックというバンドのボーカルだと言う事は聞いていて知っていた。 札幌の深夜番組でライブ映像が流れていたのを覚えてる。ホームシックスが狸小路でインタビュー受けてる映像も流れてたよ。 ライラックの噂は伝説的に語り継がれてた。 カルトフラワーズのボーカルとして僕の目の前に現れたあっちゃんは、僕らのライブをこう表現した。 「ガガガSPより全然かっこいいよ」って。 僕は信じられないような気持ちになったし、何度も考えてその言葉の本質を見ようと試みた。 そして結果、その言葉の存在感が今でも忘れられない屋根裏の記憶になってる。 楽屋で見つけたカルトフラワーズのPASのすぐ側に僕らは自分たちのPASを貼った。 オレたちも今ここにいるんだ、と、時空を超えて魂を交差させたんだと、そんな風に思った。 あの日の僕は、今でもそこにいる。 壁のPASは無いけど、記憶にべったり張り付いてる。振り向かず、あの日のその先の道をただ見つめて、背中で感じながら、思い出を後世に届ける、それが詩、のような気がする。 僕の僕らの

稲妻の人

2019.11.14 METZとSONIC YOUTHのライブ映像を見る。 感情の高鳴りと音圧がリンクするのがアンサンブルの醍醐味か。 心に突き刺さって震える。 全てを包み隠してしまうような、全てをさらけ出すような轟音の歪み。 稲妻のようなそのサウンドが好きだ。 ---------------------------------------------------------------------------- 再。 "リミックス/2019.11.14” https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/20191114a オレの詩ってなんだろう かっこいい人達の 言葉とメロディと思想とその他諸々を 血液に循環させて心臓に届かせて 佐々木泰雅の歴史でリミックスさせる それをまた心臓から血管に流し込んで 全細胞総動員で祈り願ったら さぁどうなるかな 試してみよう 満月、 とは程遠く、欠けた三日月が浮かぶ静かな夜だ 帳の影に潜みながらでも確実に青く、 燃えながら坂道をまずは駆け抜けるように走った 歌う事の意味、生きている、死んでいる この道のゴールのそのまたその先にいる 未来の自分を創造する事を、想像しながら 繰り返してるライムを三半規管でキャッチしてる オレはオレなりのバランスを探してる 気付いてる、感じてる、はみ出して、正しい道を行こうとしている 降り出した雨に、どうせなら、濡れながら、 行こうぜ、レインマン ずっとそばで見守っていて欲しいんだよ スタンドみたくさ、 ずっとそばで見守っていて欲しいんだよ あの日から随分経った あんたにもきっと同じような感覚が あったんだろうが、まずはオレの話です 札幌から上京して、バンドを始めて、 フロムTokyoをかざしてんだから、傘ささないでびしょ濡れ、 になるって決めた日はもう遠く6年前、 今じゃなんとなく綺麗にまとまって気にしてる世間体、 かつて、ゴキブリみたいに這いつくばったその先に何か価値を見出す事を教えてくれた街、 新宿、ライブハウス、通り過ぎてった轟音のような言葉と沈黙と君とあなたとお前を オレは忘れようとしたんだよ オレは忘れようとしたんだよ 売れてない自分を憂いて腐

「何も無い」が有る。

2019.11.7 心の動きが単純過ぎて呆れるけど、治す気もさらさら無いし、感じた事は間違いじゃない。 胸を張ってこれからも歌う。こんな自分がいるように、フロアにも色々な人がいて、その誰もに受け入れてもらおうなんて馬鹿だし、興味ない。怒りがある事を僕は誇りに思っている。 つまんねー大人になってんじゃねーよ。 もう自分でいろいろやるしかないんだな。 ようやく心底思ったよ。 共演だった沢田ナオヤさんと話す。 あんまし共演者と話す事もない僕だけどナオヤさんはライブもステージ下でも救いのように笑ってくれる。2015年の年末のフロムTokyoカウントダウンイベントに出演してもらって以来の共演だったかもな。ナオヤさんには少し本音が話せそうで、話が長くなりそうでちょっと堪えた。またやりたいよ、と言ってくれてありがとうございます。 自分の都合の良い所だけ見て、落ち込まない良い塩梅でその場を去る事に、自己嫌悪を感じてばかりだったけど、もうまわりにかまってられないし、昔から占いは良い時しか信じないからやっぱ変わってないんだね。 馬鹿だけど、もう馬鹿でいーよ。 ただ真っ直ぐに自分の生涯の全てで生きるように歌う、これからも。

NASAの発表した事は良くわからなかったけれど。

2019.11.3 昼間くらいにシゲさんから連絡があり、夜に下北で逢う事になった。 古書屋ビビビで待っていると自転車に乗ってシゲさんが来た。 すぐそばの四文屋に行ってゲームの話と音楽の話と但野と元良君の話をした。入り口付近にいた可愛い女の子と呑んでる外人がBiffy Clyroのサイモンニールみたいだった。オレもまた髪伸ばしたり髭生やしたい。 そのままサイゼリヤ行って、Que行って、ぼくんちに行った。新居に友達が来るのは初めてだった。 その後は何となくの流れで近松に行ってみた。するとラブ人間のツネ君がいて、そして康平がいて、シンゴがいた。 いつぶりだかわかんない再会だった。オレはベロベロだったけど、変な事話てはいないだろうか、心配だ。確かラブ人間の曲は今だにめっちゃ聞いてる事を康平に伝えてたら、ソロの新曲を聞かせてくれた。あーだこーだ話してたら、元良君が来た。1年ぶりくらいだろう。嬉しい再会が続いた。誰かとちゃんと話してる気持ちに久しぶりになった。 いつ帰ったかわかんないけど、多分バイバイも言わずに近松を出た。 面白い夜だった。 次回は11.7の渋谷LUSH。 オレは新しい詩で思い出を歌う。 来てください。 佐々木泰雅 フロムTokyo

"夢で逢えるなら"/「詩になれたら」より

"夢で逢えるなら" という曲について。 10.28に5曲入りの音源を発表しました。 音質や他様々な点で至らなすぎますが、聞いてほしくて全て自分で作りました。値段を付けようと当初思いましたが、出来る限り聞きやすくしたくて無料で配布しました。それに伴い、携帯とかでも簡単に聞けるようsound cloudにも、二曲アップしました。聞いて知って下さい。 佐々木泰雅(フロムTokyo)です。いろんな詩、歌ってます。 "夢で逢えるなら"という曲、このAメロのメロディは遡るともう10年くらい前から頭の中で鳴っていました。僕は時を経てやっと居場所をメロディに与えてあげられる事が多いんです。だから諦めないで大切にとっておこうとずっと脳内でヘビロテしまくります。とても軽やかなテーマ、いやテーマすらないテーマ、、笑。ある昼下がり、何の気なしに窓を開けると優しい太陽の光と、どの季節にも属さないような爽やかな風が吹いて、すぐに書き上げました。小田和正さんの"緑の街"のように、普遍的な揺るがない優しい強さみたいなものを込めたいと、作った曲です。 夢で逢えるなら/「詩になれたら」より https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/us4csvjnsaab 佐々木泰雅 フロムTokyo

"後ろ姿のまま"/「詩になれたら」より

"後ろ姿のまま" という曲について。 10.28に5曲入りの「詩になれたら」という音源を発表しました。 音質や他様々な点で至らなすぎますが、聞いてほしくて全て自分で作りました。値段を付けようと当初思いましたが、出来る限り聞きやすくしたくて無料で配布しました。それに伴い、携帯とかでも簡単に聞けるようsound cloudにも、二曲アップしました。聞いて知って下さい。 佐々木泰雅(フロムTokyo)です。いろんな詩、歌ってます。 "後ろ姿のまま"という曲。 このサビのメロディは何年も前から頭にあって、録音はせずとも忘れることはありませんでした。小さい頃、文集とかに将来の夢を書く時、僕はいつも"父さんになりたい"と書いていました。たまに父さんの会社に連れてってもらえたり、父さんの会社の野球大会とかに連れてってもらった時、父さんはいつもかっこよく、周りからも慕われているのを子供ながらに感じて、その背中は大きく見えました。大人になったら、そんな風に思われる後ろ姿を見せれる男になりたいと、小さい頃は夢見ていました。まるで似ても似つかない性格に育ってしまったようですが、こうやって時を越えて詩でそれを表現する事が出来たのは嬉しいです。 大袈裟に書きましたが、音楽とは本来そういう自然なモノだと思うのです。 後ろ姿のまま/「詩になれたら」より https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/ue3ibverz7pm 佐々木泰雅 フロムTokyo

一番いいのはまだ来てない。

モルタルレコードでのALIVEが終了。 自分が言いたい事、歌いたい事は、ちゃんとやっと歌えた時間だった。幸せだったが、自分の届いて欲しいとこに届いたのか、自分の歌いたい事は伝わったのか。それはさっぱり分からない。歌い始めた頃からずっと。いやそんな事はないか。 自分にとっては強くなれたステージだった。 いずみさん、やまさん、但野、堀君には感謝。ありがとう。 次はいつかな。 また頑張ろう。 音を良い感じに録れたら、またそれを持ってALIVEしにきたい。 本当はずっと長い事噛み締めてる。 嘘だけはつかないようにしたい。 音楽の中でも、普段の生活でも。 なんて事を書いていたら、但野が東京まで車で送ってあげると言ってくれた。熊谷にくる途中の埼京線で、マリリンマンソンのThe high end of lowというアルバムを聞いていた。そしたら但野のステージでのTシャツがマリリンマンソンでびびった。帰りの車内、THA BLUE HERBの二枚組の最新アルバムの話しをした。超かっこいいPVの話と、まさに今日買ったよと但野は言った。僕はモルタルでアルバムを手に取り買う寸前だったと話した。そういやあの日も助手席に僕は座っていた。歌うのを辞めたら逢わなくなるんだろう。山さんやいずみさんや堀君にも。車内に携帯を忘れて帰った事に気付き帰宅したら、ケイから奥さんに電話が来てた。下北のガスト前で但野から携帯を受け取って僕はシュークリームを渡して解散した。 2019.10.28 埼玉熊谷モルタルレコード 1.リミックス 2.マイフレンズアンセム 3.詩になれたら 4.後ろ姿のまま 5.WE ARE THE ROMAN'S 6.ぼくのうた また新しい曲を作って、新しい音を録って、アルバムとか何枚も作る。 さて、部屋掃除しよ。 佐々木泰雅 フロムTokyo

熊谷

振り返っても何もない。 ホントその通りだと思う。 でも振り返って思い出さないと進めない道もあるんだよ。 とかなんとかウダウダ考えながら、自分のぎこちなさ過ぎる録れ音を調整する。 10.28、もう今日だけど、5曲入りの音源を発表する。 詩になれたら 1.本当の詩を知る 2.京王線 3.後ろ姿のまま 4.詩になれたら 5.夢で逢えるなら 音楽には様々な表情がある。 そのうちの、一つ。 詩とメロディにスポット当てた5曲。 値段をつける予定でしたが、沢山曲聞いて欲しいので無料配布に。 本日のMORTAR RECORDからです。貰って下さい。 久しぶりの但野と堀君との共演。 万端にしてぶつかりたい。 その飛び散ったもんを聞いて下さい。  では。 佐々木泰雅 フロムTokyo

やり残した事があるんだ。

10月がまた終わる。 今月は誕生日があった。 ばぁちゃんはあの世で元気にやってっかな。 僕は少し疲れやすくなってきたけど、まだまだ歌いたい事がたくさんあって、死んでも、芯でもって、真でもって、目の前の壁に這い蹲って歌うよ。 10.28に新しく音源を発売する。 5曲入り。 自分で作って、自分で歌って、自分で弾いて、自分で録って、自分で売るよ。 "詩になれたら" 1.本当の詩を知る 2.京王線 3.後ろ姿のまま 4.詩になれたら 5.夢で逢えるなら 500円 10.28は熊谷のモルタルレコードでALIVE。 みずすましの堀君とダブサイの但野と、同い年の三人でスリーマン。おらぁ、二人をぶっ倒してやるんだ。美しい声だけをもって。 誰一人傷つけないんだ。 佐々木泰雅 フロムTokyo

くだらないのは世界じゃない。

理想と現在地点のギャップは広がるばかり。 馬鹿でかいその亀裂を飛び越えるジャンプ力ばかりを手にする事を考えていた、ここ数年。 そうか、橋を架ければいいじゃないか、と思ったこの数カ月。でも橋なんて作った事ないナヨナヨの僕は、まず板と釘とトンカチとノコギリと、、あと何がいるのか、とそんな事を考えていたここ数日。 自分が嫌いだから人も嫌いで、僕はまるでどんどんと幼くなってわがままになって行く僕を感じて絶望した。まるで性格の悪い主人公のC級映画みたいで、下北のピーコック最上階の無料お笑いライブの方がよっぽどマシだと思った。 形の無い芸術など、そもそも値札なんて付けれない、タダでも何億円でも変わらない。それは誰もが知っている事だ。 魂の国家の旋律は、誰も寄せ付けず、誰のものでもなく、生きているあなたの魂の鼓動と同期するものだ。 2019.10.17 横浜 7th avenue 1.マイフレンズアンセム 2.under 3.July 4.夢で逢えるなら 5.青春のその先へ 6.レインマン 7.ロマンズ君からフレンズ君へ 佐々木泰雅 フロムTokyo ________________ 佐々木泰雅(フロムTokyo) ALIVE 2019.10.28 熊谷MORTAR RECORD Life is Music!!前前前前夜祭 OPEN 19:00 START 19:30 TICKET¥2000 w/ 但野正和(ダブルサイズベッドルーム) 堀孝輔(みずすまし) ※共演者追加の可能性あり

涙が溢れそうな程の優しい気持ちを僕は知ってる。

台風が通り過ぎた、東京。 自宅の玄関を出て空を見上げると、全て吹っ飛んで真っさらなキャンパスに濃い水色が滲んでいた。 まるでこれから夏になるみたいで、嬉しい気持ちになった。 世の中はいろいろ大変なのに、そんな時に皮肉にも世界は今美しいと思ってしまった。 心の声がいつか詩になるのを待っていた。 人生は100年あれば儲けモノで、その中で一体いくつ心の声は詩になってくれるだろう。 涙が溢れそうな程の優しい気持ちを僕は知ってる。 仲間と呼べるような人が、僕にも何人かいる。 元気な時は、無理矢理にでも周りを巻き込んで仲間にしてしまう魔法を誰もが持っている。自分の時代に区切りを感じた時、その手に何が残っているのだろう。そして周りにいた人の手の中には僕はいるのだろうか。ささくれ立った大波の中でも、目に見えない暖かい光が心の中に灯っていたら、自ら便りを出してみる。 涙が溢れそうな程の優しい気持ちを僕は知ってる。 2019.10.16 吉祥寺ダイヤ街 路上 この場所でしか分からない事が沢山ある。 ここは僕の始まりの場所で本当に沢山の事を教えてくれる。この道のその先へ、この壁の裏側へ、アーケードの屋根をぶち破って、この地面を突き抜けて、地球の裏側にだって、届けようと、僕は今ここだ、と思いを込めて歌わないなら歌えないなら、もう詩なんて歌うな。 1時間半14曲の一言目、小さな灯りを灯台から照らして、いつかの影が乗った船を手繰り寄せるようにゆっくりとやってみる。芸術は魔法なんだ。そして神様そのものだ。信じる力を失った瞬間、生涯の主役は自分じゃなくなる。 信じるんだ。いつかの影が死んだ棺桶をゆっくりと埋葬する。 涙が溢れそうな程の優しい気持ちを僕は知ってる。 佐々木泰雅 フロムTokyo

黙れ

もしも詩を歌えなくなる日が来るとしたら そんな事を、詩を歌いながら考えていた。 2019.9.1 豪徳寺leef room 1.青春のその先へ 2.本当の詩を知る 3.under 4.レインマン 5.夢で逢えるなら 6.12月革命 7.ぼくのうた 4月以来の豪徳寺だった。 あの日は昼に職場の結婚式があって、僕はそこで歌った後に、豪徳寺に向かったんだった。 結婚式で歌わせてくれた先輩は、もう子供を産んだ。 僕は産まれる前のその人にも歌おうと思って歌詞を書いた。 もしも詩を歌えなくなる日が来るとしたら、、 そんな事を4月のその日も考えていた。 よく晴れた日だった。 もしも詩を歌えなくなる日が来るとしたら、 僕は最後になんて歌うだろう。 最後の1曲はなんだろう。 誰のイベントだろう。 どこのライブハウスだろう。 誰がPAなんだろう。 必ず最後は来る。 いつか来るその日に、もう何も残っていませんように。 もう何も歌いたい事なんて有り余っていませんように。 Queenのライブ音源を聞いている。 この声はもうこの世にいない人の声だ。 なのに音楽は永遠だ。 凄い事だ。 そんな音楽を、詩を、歌いたいだけだ。 佐々木泰雅 フロムTokyo

あなたを感じている。

8月31日。 夏休みも終わって、蝉も鳴きやんできた。 雨がよく降っている。 横浜、西永福とやってきて、明日は豪徳寺leef roomで佐々木泰雅(フロムTokyo)歌います。16時半くらいからです。 明日はもう9月。 2019回目の8月はもう終わったのだ。 先日の西永福JAMでのALIVE。 凄く良かった。 明日も思いっきり歌おう。 佐々木泰雅 フロムTokyo

「こんな声は二度と出ないから。」

8.29 本日は西永福JAMにて21:40から佐々木泰雅(フロムTokyo)歌います。 ご都合良くなくてもなんとか来てもらえたら、そんな風におもいます。 ステージはいつも切実です、けれどもそんな細い生き方をする気もありません。 ドンと構えていますし、いつ来てもらっても大丈夫なように、だから今日も思いっきり今日しかないって気持ちでやるのです。 燃え尽きた先にある、まだ見ぬ明日を探すのです。 歌いたい気持ちが尽きる事はどうやら無さそうです。 佐々木泰雅 フロムTokyo

知っているんだ。

横浜、関内でのライブが終わった。 しっぱいまん、アサトのライブを見て、僕はやっぱり彼らの友達でいたいし、友達なんだなーと思った。上手く言えないけど、たぶん出逢ってからの物語が続いているんだと思う。 命と等しいくらいの大切な、そんな輝きを、くだらない一時の感情で、抹消したくない。 そんな風に思った。 1.リミックス 2.under 3.レインマン 4.夢で逢えるなら 5.12月革命 6.ぼくのうた 情けないとこも、ダサいとこも、くだらないとこも、熱いとこも、かっこつけてしまうとこも。 全部持ち時間の中で表現したいと思うし、それがライブだと思う。  今日からSEをつけてライブをした。 登場SEはめちゃくちゃ悩むけど、それは最後に残った二択、とかの段階での話。 なんとか選んで決めた一曲。 そして今日は会場SEで流れてた曲の中に、二択で悩んでたもう片方が入ってて、やっぱり僕は自分で選んだモノの正しさを感じるに至ったのです。 そしてどちらもボブディランである事に驚いた。ディランはすごい。 明日8.29、西永福JAMで21:40から30分、佐々木泰雅(フロムTokyo)歌います。 大丈夫です、ちゃんと生涯の全てで歌いますので。 佐々木泰雅

コンクリートなんかかち割ってしまえよ

さてと、 明日8.28は神奈川県横浜市関内にある、セブンスアベニューというライブハウスにて、佐々木泰雅(フロムTokyo)、ALIVEします。 渾身の時間にします、都内から少し離れてるけど、世界にたった一つの魂ってやつで歌うので見に来て下さいよ。 同年代は、もう子供がいて、なんなら小学生や中学生がいたりするやつもいる。 僕は自分の曲を我が子のように、大切にしてあげなければと、綺麗な可愛い服を着せてあげたいなと、そんな風に思う訳です。 時に、間違った育ち方をしていたとしても、それは世界にたった一つの魂ってやつだから、自由に世界を見せてあげたい。 部屋の隅で膝を抱える子も、校舎の裏で煙草をふかす子も、テレビゲームに夢中で外に出ない子も、図書館が大好きで本ばかり読んでる子も、mr.childrenを聞いて詩が好きになった子も、峯田に憧れてジャージを履いてるあの子も、大好きな子に告白してふられて17時の川沿いの畦道を一人帰るあの子も。 それは世界にたった一つの魂ってやつだから、世界は果てしなく自由で、どこにだって行けるんだよ。 佐々木泰雅 フロムTokyo 8.28 神奈川県横浜市 関内セブンスアベニュー ”音楽で出会えた人vol.5” OPEN18:30 START19:00 ADV¥2000 DAY¥2500 (+1drink) w/ アサトアキラ 瀬川浩平(JET THUNDERS) OUT OF DATE ※佐々木泰雅(フロムTokyo)は19:40~。 予約はこちら↓ sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp ____________________________________________ 8.29 西永福JAM ”弾き語り、弾き殴り、弾き叫びvol.2 ” OPEN18:00 START18:30 ADV¥2500 DAY¥3000 (高校生チケット代無料+drink代のみ) w/ アサトアキラ 望月秀記 三上隼 秋山カラスウリ 工藤ちゃん ※佐々木泰雅(フロムTokyo)は21:40~。 予約はこちら↓ sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp __________

美しい悲しみ

本日は、とても気に入っている曲を録音する。 楽しみだ。 優しい口笛のような曲、とは、きっと例えばこんな曲なんだろう。 東京に来て6年が過ぎた。 来月引越しをする事になった。 東京に来てからは初めてだ。 6年間住んだこの街とも、あと少しってとこか。 僕の家の近くには斎場があり、駅には喪服の人達がいる事が多い。 なんでもHideがかつて火葬された斎場だとか、、。 上京してすぐの事、 ちょうど地元に帰るっていう女の方が、僕に家具屋や家電を一通り譲ってくれる事になっていて、僕はその人の家へ、ハイエースを運転して向かった。 同い年のやつが一緒に手伝ってくれた。そいつは同い年の男とツーピースのバンドをやっていた。 一通り荷物の搬送が終わって、僕は手伝ってくれたそいつに、新宿ゴールデン街のラーメン屋「凪」をご馳走した。最高に美味かった。 それからは僕もずっと「凪」が好きだ。 今年に入り、そいつは同い年のやつとやってたバンドを辞めた。休止って事だけど、もうやらないと思う、とそいつは言ってた。深くは聞く気もなかった。歌いたかったらまた歌えばいいし、バンドやりたかったらまたスタジオに入って音鳴らせばいいよ、ただそれだけだから。 「泰雅はかっこいいよ、ずっと綺麗なままでいてさ。」とそいつは僕に言った。彼と話したのはそれが最後、しばらく逢ってない。 僕が一番大好きなライブハウスが最後の時、同い年のそいつらのバンドは大トリでライブをした。僕は、とっても羨ましかった。彼らはそのライブハウスでは誰よりも輝いていた。そしてそのライブハウスは無くなった。 だから、僕ん中で同い年のそいつらのバンドは「ずっと綺麗なまま」だ。 佐々木泰雅 フロムTokyo 8.28 神奈川県横浜市 関内セブンスアベニュー ”音楽で出会えた人vol.5” OPEN18:30 START19:00 ADV¥2000 DAY¥2500 (+1drink) w/ アサトアキラ 瀬川浩平(JET THUNDERS) OUT OF DATE ※佐々木泰雅(フロムTokyo)は19:40~。 予約はこちら↓ sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp ____________________________________________