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稲妻の人


2019.11.14

METZとSONIC YOUTHのライブ映像を見る。
感情の高鳴りと音圧がリンクするのがアンサンブルの醍醐味か。
心に突き刺さって震える。
全てを包み隠してしまうような、全てをさらけ出すような轟音の歪み。
稲妻のようなそのサウンドが好きだ。

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再。

"リミックス/2019.11.14”

https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/20191114a


オレの詩ってなんだろう
かっこいい人達の
言葉とメロディと思想とその他諸々を
血液に循環させて心臓に届かせて
佐々木泰雅の歴史でリミックスさせる
それをまた心臓から血管に流し込んで
全細胞総動員で祈り願ったら
さぁどうなるかな
試してみよう

満月、
とは程遠く、欠けた三日月が浮かぶ静かな夜だ
帳の影に潜みながらでも確実に青く、
燃えながら坂道をまずは駆け抜けるように走った
歌う事の意味、生きている、死んでいる
この道のゴールのそのまたその先にいる
未来の自分を創造する事を、想像しながら
繰り返してるライムを三半規管でキャッチしてる
オレはオレなりのバランスを探してる
気付いてる、感じてる、はみ出して、正しい道を行こうとしている
降り出した雨に、どうせなら、濡れながら、
行こうぜ、レインマン
ずっとそばで見守っていて欲しいんだよ

スタンドみたくさ、
ずっとそばで見守っていて欲しいんだよ

あの日から随分経った
あんたにもきっと同じような感覚が
あったんだろうが、まずはオレの話です
札幌から上京して、バンドを始めて、
フロムTokyoをかざしてんだから、傘ささないでびしょ濡れ、
になるって決めた日はもう遠く6年前、
今じゃなんとなく綺麗にまとまって気にしてる世間体、
かつて、ゴキブリみたいに這いつくばったその先に何か価値を見出す事を教えてくれた街、
新宿、ライブハウス、通り過ぎてった轟音のような言葉と沈黙と君とあなたとお前を

オレは忘れようとしたんだよ
オレは忘れようとしたんだよ

売れてない自分を憂いて腐りかけて、
熟れて木からリンゴみたく落っこちて、
また揺れて気から回復してスターになる事を、
馬鹿みたいにアホみたいに信じているんだよ
凍り付いた暗闇の坂道を上る、
日々はまだまだまだまだ続いていく
あのスーパーの二階の駐車場へ上る真夜中の、
白波トップウォーターが聞こえるうちはまだオレ死んでないよ

まだまだ書けるでしょ
辞書なんか引かなくても描けるでしょ
本当の言葉ってやつを
まだまだ放てるでしょ
衣装なんか着飾らなくても言えるでしょ
本当の言霊ってやつを

オレの詩ってなんだろう
かっこいい人達の
言葉とメロディと思想とその他諸々を
血液に循環させて心臓に届かせて
佐々木泰雅の歴史でリミックスさせる
それをまた心臓から血管に流し込んで
全細胞総動員で祈り願ったら

オレの詩
my life is straight up life


佐々木泰雅
フロムTokyo

コメント

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