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10月, 2021の投稿を表示しています

満たされない心

  鼻詰まり、辛い。 くしゃみがやたら出やすくなった。 スタジオでデカイ声出すと、咳が出る。 あんな風になりたいなぁって思い描いていた姿にはなれそうもない。 でも、それを目指さない人生に何の意味があるんだろうか。 詩を歌う、以外に、僕の生きる意味なんてあるのだろうか。

ワラウサイノウ

  僕にも宝物と呼べるものがいくつかある。 20才そこそこの頃に見たアカルイミライという映画の主題歌を歌っていたあるバンドに出逢った。 未来という歌を歌っていたそのバンドは、誰かから噂で聞いていた訳でも無く、映画のエンディングで流れるその曲を聞いて初めて存在を知った。その時の僕の心に自然と流れてきた。 そして、野音でそのバンドがワンマンやっているDVDを見つけて買った。イキルサイノウというアルバムのワンマン。イキルサイノウというアルバムは一曲目から凄くて、おどろおどろしくて一瞬意味が分からなかった、でも衝撃だった。こんな曲を作るバンドを知らなかった。アルバムが少し進んだあたりで、花びら、という曲を聞いた。それまでおどろおどろしい曲の連続から、一気に春の晴れた日のホームに見える青空みたいな歌だった。感動した。そしてまたおどろおどろしい曲が続き、ジョーカーという曲に辿り着く。その曲のカッコ良さにも衝撃をうけて、その後にラスト曲、未来が収録されていた。闇のトンネルを這いつくばったり踊ったり叫んだりしながら進んだ先の、瑞々しい光を歌ったそのアルバムが最高だった。自分がこれからやりたい事が全部詰まってるみたいだった。 イキルサイノウの曲達を中心に収録された、爆音夢花火と題されたワンマンのDVDが僕の宝物のひとつです。 もしもこのバンドが同世代にいたら音楽やらなかったかもしれないくらい。

本気なら正しいよ。

  ラヂカセのひでちゃんが夢に出て来た。 ペンもいたし、前のベースの中村もいた。 僕はひでちゃんに、声には出さずに口パクで言いたい事を伝えて、なんとなく伝わってるような反応をひでちゃんはしていた。 ひでちゃんは僕の日本っぽいメロディをすごく褒めてくれるし、僕が自慢の曲だと思っている曲に対しても、凄く良い曲だね、と褒めてくれる。逢って沢山話したりする事もあるけど、だいたい曲聞けば分かる感じだ。ペンともそんな感じ。 ラヂカセの曲は日々の暮らしの中で、かなり聞く。そして良く歌っている。 いつでも共演したいし、逢いたい友達。 そんな人、中々いない。 それはまるで、夢のような事だ。

自由の代償

  空を見上げてみた。 今日は雲が少しだけ出ていて、それ以外はとても青くて気持ちが良かった。 世界はとっても晴れ渡ってるのに、僕はなんでこんなところでどよーんとしているのだろう、と思ったけど、大人になったから頑張らなければいけない事がある事をちゃんと知ってる。 それは自由の代償である。 少しまた外を走ったり出来る様になってきて、前まで走れていた距離も走れるように体力が戻ってきた。 いつもの道を、いつものプレイリストで走り切る、いつものロータリーで少し休んで、ゆっくり歩きながら家へ帰る。 走り終わった後が、生きてて一番自由を感じる。これはドーピングみたいなもんで、薬物で気持ち良くなるのにも似てるんじゃないかと、勝手に思ってる、もちろんどちらもやった事は無いけど。 走る事が自由の代償なのだろうけど、走る事自体にも自由を感じる僕にとっては、ただ当然に自由を手に入れられていて儲けものである。 最近、昔の曲を歌ってみた。 昔の自分の曲の中には、昔の自分が居る。 今とはまるで別人で、青くて透き通ってて誇らしく思うそいつだけど、良く考えれば同じ自分自身だ。 昔の自分に戻れれば良い訳でもなく、今だけ見れば良い訳でも無いから、人生はやっかいだ。 でも間違いないのは、全部自分が選んで生きてきた道なのだ。 全てに胸を張れば良いのだ。 空を見上げながら。

悪魔だよ、わたしは。

 映画を見に新宿へ行った。 大好きなシリーズの最新作が今日から公開。 めちゃ良かった。 外に出ると雨は上がってたが風が強い。 台風が来るとか。 映画館の中が少し揺れてたけど、外の風のせいだろうか。 20代前半の頃、札幌でバンドばかりしていた。 その頃に出逢った女の子、めいちゃんと一緒に共作する事になり、今日からsound cloudで発表になった。 今年の4月中旬にオレが話したいことがあってめいちゃんを呼び出した。その時に、共作とか面白いね、ってなって、やってみる事になった。なんだかんだ半年くらい過ぎたが、ちゃんと自分達の言葉とメロディで、自分達には今までなかったものを出す事が出来た。 めいちゃんとはバンド同士で出逢って、くるりやフジファブのコピバンを一緒にやったりもした。 東京にツアーをしに行った時に、一緒に往来堂に泊まったりもしたな。 昨年も何度かイベントに呼ばせてもらって、ソロ同士で共演した。 色々な事を思い出す。 音楽を聞けば何度でも思い出せる。 https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/tokyo-featkumagai_mei?si=dfeb6a78209f4e35b4f4b623d6ede430 佐々木泰雅 フロムTokyo