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6月, 2022の投稿を表示しています

新宿の街

  少し新宿が久しぶりな気がした 西口改札を出て、東口方面へ抜けてゆく 前の職場の事を良く思い出す 自分が好きな事よりも、毎日の習慣の方が残っている 新しい新作映画の告知が大きなパネルに映し出されていて、音も豪快だった 歌舞伎町方面に出る階段を昇り、交番の前を抜けて歌舞伎町を進む 林道のトイレに寄った 以前よりも公衆トイレが怖くなった 生きていると面白い事がある サブウェイの前の信号が赤なのに、ほとんどの人が気にせず渡る 女性が一人、少し周りを気にしながらもちゃんと信号待ちをしていたのを見て、当たり前の事を守るのはカッコいいなと思った そういや、昨日の昼間、自宅の前で若者がたむろして煙草を吸っていた キャメルの水色の煙草の箱をその場に捨てて若者達は去っていった 22時頃になって、翌日の燃えるゴミを出そうと外に出ると、アパートのオーナーのおばぁちゃんがその煙草の箱を拾っていた 当たり前の事を守れないのはこんなにもカッコ悪い事かと思った 久しぶりに東新宿に来た 佐々木泰雅 フロムTokyo

風が吹いている。

 久しぶりのBLOGだ。 書き殴るので内容はしょぼい、あしからず。 6.9 一年ぶりに自分の声で自分の詩を歌う日だった。 僕にだけとても大事だけど、あまり考えないように静かにしていたかった。 リハがとても良かった気がした。 新曲は何日間かちゃんと歌詞に向き合って書いた曲。 もう二度とやらなくても全然良いと思うんだけど、当日には、この曲しかなかったんだ、そんな気がしていた。 歌詞がついたものをスタジオでアコギと一緒に歌ってペンにデータを送った。 良い曲だ!!と返ってきたので、これでライブはやれる、と思った。 やりたい曲が無ければ、ライブなんてやる意味が無いのだ。 当日は僕よりもペンの方が緊張していたのかもしれない。なんせ一緒に演奏するのが8年ぶりくらいだ。 "レインマン"と"時代の終わりに朝が来る"という二曲をやった。とりあえず僕の歌える全てでやった。久しぶりのステージは立ち振る舞いが分からなくてむずかったし、まぁこんなもんだろうと覚悟はしていた。ライブはやってないとどんどんダサくなる。でも今回ステージに立って歌えた事で一気に何か憑き物が取れた。ペンとまたバンドがやれればいいんだけど、良い意味で、ありがとう、オレ大丈夫、って感じでまた爽やかに別れていくんじゃないかと思った。 ペンは、これから何か始まって行けばいいね、と下北沢の改札のそばで言ってくれた。 ありがとう。オレ大丈夫。 詩が好きだ。ちゃんと。 6.15 シゲさんのバンドにギターで参加する日。 少し詩も歌う。 この日に向けて色々考えた中で、ギターをリッケンにして、アンプはJCにした。 これが良い方に行ったのかもしれない。 まきさんに言ってもらえた言葉がとっても嬉しくて、めちゃくちゃ励みになった。 バンドは楽しいな。 オレも早く自分の声で沢山歌いたい。 シゲさんいつもありがとう。 下北沢は初めて訪れた時と少しずつ変わって来て、高架下や駅の周りが開発されてきて、若者たちが前より沢山集まるようになった気がする。 僕は下北沢が苦手な時もあったけど、今はとても好きだ。変わってしまうのは寂しいけど、新しく何かが出来るのはもっと好きかもしれない。 毎日、毎日、詩を歌っている。 この声がずっと在ればいいなと思う。 夏が来る。 佐々木泰雅 フロムTokyo

僕は地球で死ぬだろう

    校庭でゴールネットを揺らす事もなく、 ただ、4月の風に吹かれて机に突っ伏してる そんな君のイヤホンの奥で僕はライブしよう。 青い薔薇のように何とも馴染めないまま、そのままでいよう。 優しさが怖くなった時は捨てる前に花壇に植えよう。 一人で抱えきれない夢なら、一緒に叶えるのもありだよ。 月も良いけど僕は太陽でいたいし、悪魔のままでいいから光に向かおう。 落ちぶれていく美学の螺旋ならマイクロチップに保存してタイムカプセルにしたよ。 ライブハウスの階段で君はいつも時間を持て余して、いつか来るであろう友達を待ってる。 この街がいつか嫌いになる未来が見えたら なるべく大きな音で音楽を鳴らせばいいんだよ。 歌う事よりも大切な事を歌の中で見つけて、 音楽よりも大切なモノを音楽からもらうんだよ。 佐々木泰雅 フロムTokyo

6.9 "時代の終わりに朝が来る"

  "時代の終わりに朝が来る" 夢で見た美しいメロディ もう一度歌いたくなって 時代の終わりのその先へと 生きる意味を探していた 押し寄せた波が引いた後に 僕にはなんにもなかったよ 本当は目を見て話せたなら 詩なんていらなかったよ 戦争よりも切実な底辺× 凍りついた暗闇の坂道の高さ÷ 2ピースの=が情熱の青い薔薇 ただ、この道の先の続きを綴っていく以外に 道は無いんだ 時代の終わりに朝が来る 死んだ太陽が蘇る 自由を求めて声は鳴る 何度でも 何度でも 僕はここで生きている いつかの空を追いかけて 追いかけて 走る 永遠に歌えないはずの 「初めて」を永遠に探す旅 思い出になってしまっても 思い出せるならまだやれる 時代の終わりに朝が来る 死んだ太陽が蘇る 自由を求めて声は鳴る 何度でも 何度でも 僕はここで生きている いつかの空を追いかけて 追いかけて 走る 佐々木泰雅 フロムTokyo