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8月, 2023の投稿を表示しています

8.26"生きる事の意味なんて誰も聞いちゃいないぜ。"

    この気持ちをなるべく早めにここに残しておく。 今日のライブで6月から続いた毎月末のリンラバのライブが一旦一区切りした。 8月末の夜は、汗が滝のように溢れて、目眩がしそうなくらい輝いていた、ように思う。 新しい曲を書くのなんて当たり前過ぎて、偉そうに新曲です、なんて言う必要無いんだけど、頑張って歌詞を書いたから、少しくらいいいだろう、と思ったりしながら本編最後の曲を歌っていた。 声は枯れるし、髪の毛はびしょびしょで、Tシャツはへばりついて、もうちょっとクールにカッコ付けて熱くならずにやれないもんかと、今まで何度も思ったわ。僕は熱い人が苦手だけど、どう考えても、いつも熱くなって歌ってしまう。 きっと、真っ直ぐなんて綺麗なもんじゃないし、何だかうまく言えない居心地の悪い気持ちが、時折目の前を横切るけど、それにさえ素直になって、もっと自由に、でも優しい詩が歌えたらいいのに。 ただ、ライブをやるだけで、全てが満たされるような、そんな時間が出来る限り、ライブ中に長く感じられたらいいな、とライブしながら思っていた。 もっと上手く歌えたら、もっと上手くギターが弾けたら、もっと上手くリズムが取れたら、もっと自由になれるのかな。 分からんけど、でも僕は、これから先、全く別人になるくらいに変わっていかないと、変わらずにいれないんじゃないかな。 それは、今夜のライブが今までで一番良かったと、4人が思えたからだ。 あと、少しだけ、また東京で1人で歌いたいなと思ったりもした。久しぶりだ。 元気になっているのかもしれない。 いや、、ずっと元気なはずなんだけど。 とにかく、もっともっと新しい曲を書いて、どんどん良くなっていきたい。 今日の新曲の歌詞を載せて終わる。 8.26、札幌LOG、リンダリンダラバーソール ありがとう。 "未来"  地球で遊んでた頃の記憶 子供のふりした私利私欲 止まった時計の針を指で回してた ずっと先の過去からずっと この国道を南へ向かう 僕たちはそれがなんなのか 分かっているはずなのに 素直になれずに子供のふりをしていたんだ "誰かの為に自分らしくいる事" それは正しいから 「そのままでいてね」って、 世界は言う でも自由だよ、未来。 命かけてく 生きてるうちに 間違えた事 間違いじゃない 信じるモノが無いなら神を恐れ

8.25"道玄坂を上りきる。クソみたいな温かい風。"

  札幌方面のJRに乗っている。 "よしむらひらく" というミュージシャンの歌を今まで本当に沢山聞いてきた。 10年以上前に札幌のサンクルで共演して、CDを買ってから今もずっとだ。 この人の魅力を的を得た言葉で表現してみたいが、安っぽくなりそうで難しい。 ただ間違いなく言える事としては、僕はいつかこの人みたいな歌を歌えるようなボーカルになりたい、なんていう憧れがある。 デカい音で鳴っていても器の小さな歌もあるし、小さく囁くように歌ったって何万人の心に響く事だってある、なんて感じの事は、よく素敵な音楽を批評する時に用いられるけど、よしむらひらく、の歌には、それよりもずっと深い闇を感じる。 それは、東京の闇、だ。 渋谷のスクランブル交差点で、行き交う人達の真ん中で、声に出来ない歌を歌いながら、別に存在証明とかじゃなく、でも悲壮感は漂わず、ほんの少し虚しさを風に預けてる、ような、すごく"優しい闇"だ。 東京に10年住んで、僕はこの"優しい闇"に思い当たる節が増えた。 札幌で出逢った歌だけど、今の僕に一番リンクしているんだと思う。 それは、諦めにも似ているし、自然なことでもあると思う。 これから僕が歌おうが歌わなかろうが、あまり世界は変わらないような、そんな気分にも似ている。 それでも歌いたい気持ちや、音楽を愛しく思う気持ち、歌う事で巡り逢いたい人がいる気持ちや、僕の詩を待っている人がこの世界のどこかにまだ居てくれるような気持ちや、新しい曲を書きたい気持ちは、一体どこから来るんだろう。 もうこの瞬間から2度と歌わない、って思っても、絶対また歌ってしまう気持ちはどこから来て、そしてどこに行くのだろう。 これは歌う事が好き、とか、音楽が好き、とか、そーいった事とはまた違う力が僕を動かしているような気がするんだ。 そして、よしむらひらく、の歌を聞くたび、それらの全てを"希望"として捉えられる力を貰える。 明日も、そして明後日も、 何度だって歌ってみればいいんだよ。 佐々木泰雅

今ここにいる、ユリイカ。

 新しい詩を書けると安心するが、 また次の詩を書きたくなる。 その時の気持ちが、生きている、って感じがしていつも好きだ。 歌詞が後一歩で完成するって時は、数時間一気に集中して心の中に潜るようにしている。 これは必ず書き切れるなって時と、今はどれだけ時間かけても無理だ、ってのはだいたいこんだけ曲書いてきたので分かるようになった。 今回は必ずいける、って分かってたので集中する時間も楽しく歌詞を書けた。 今まで書いてきたようで、書けなかった言葉を書けたので今年一番嬉しい曲が出来た。 何か少しずつだけど、年を重ねている自分に詩が追いついてきたんだと思う。 いつも等身大で歌いたい。 かっこつけたり、背伸びしなきゃいけない時は、決まって自分が良くない時だ。 普通にそのままのありのままの自分で歌える詩をこれからも書いていきたい。 2023回目の夏もあと少し。 頑張ろう。 佐々木泰雅