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凍りついた暗闇の坂道を上るワンマン10.28

佐々木泰雅単独公演は終わった。 やっと文章がまとまってきたので、いや、まだまだとっちらかってるけど、なんとか読める程度にはまとまったので読んで下さい。 未完成VS新世界の安田さんが書いてくれていたので、僕からもちゃんと書きます。ってとこから始めます。 2018年に入り、自分が真っ直ぐに思いを寄せるバンドと、佐々木泰雅のバンド編成「フロムTokyo」でツーマンイベントを春夏秋冬で開催しようと思い立った。 春は弱虫倶楽部、夏はザ・ラヂオカセッツと。 そして10.28が本来だとツーマン企画の秋編、未完成VS新世界とのツーマンの予定だった。 7月末頃に未完成VS新世界のボーカルである澤田さんを下北に呼び出し、一緒にやりたいという話をした。澤田さんは「音楽辞めます」ってわざわざ言いに来たのかと思ったわー、と笑ってた。メンバーにスケジュール確認してみるね、とその時はそんな感じで終わった。 あと、8月4日のmole楽しみだね、って話もした。 8月に入ってまーまーすぐに澤田さんから出演快諾のラインが来た。僕にとっては夢のような出来事だった。そんな日がいつか来るなんて夢にも思ってなかったからだ。 8月の中旬頃、澤田さんが嬉しそうに話してくれた。8.11に吉祥寺planetKでのライブが今までで1番良いくらいのライブだったそうだ。 その時点での次のライブが10.28の僕とのツーマンだったみたいだ。 そして、 8.25の新宿LOVE TKOでの僕のワンマンの2、3日前に澤田さんからラインが来た。 申し訳ないがライブに出れない。 という内容だった。 理由は話せない、とも書いていた。 僕は話せるようになったら教えて下さい、と伝えた。 8.25のワンマンに未完成の安田さんが見に来てくれた。でもそん時もまだ理由は言えないと言われて、知ったのはそれから3日くらいしてからだ。 澤田さんのブログ http://blog.livedoor.jp/aikotarou/archives/52526042.html ドラムの青山君のお父さんは有名なドラマーで山下達郎さんのバックバンドを担当したりしていた、というのを僕は8.25のワンマン終わりに自分が選曲した会場BGMの事をネタに安田さんに、達郎さん聞きますか?と話しかけた時に知った。まだ

僕はここで待っているから。

声が枯れていて上手く歌えない日が少し続いていた。それでも誰かがこの声をどこかで待ってくれていると信じて、僕は精一杯歌わなくてはと思いながら日々を過ごしていた。 8.31 朝10時くらいに起きて新宿の楽器屋へ向かった。楽器屋って朝11時には開いてるもんだと思っていたら、11時過ぎても全然開かなくて、仕方ないから定期だけ更新してまた家に帰り、笹塚のスタジオへ向かった。確認したい事があり、少しで出ようと思ったら2時間ちゃんと歌ってしまった。 家に帰って今日発売する音源やギターを担いで家を出る寸前、外から何か爆音が聞こえて、何かと思ったら雷だった。すぐにゲリラ豪雨のように大雨が降りだして、家から出れなくなってしまった。5分くらい経ち、何事も無かったかのように晴れ間が覗き、今夜ギターを弾いてくれる吉田直弘(ヨッシー)が待つ最寄駅へ向かった。そして一緒に西永福JAMへ向かう為、井の頭線に乗った。車窓の外はすっかり晴れていて、さっきまでの雷が嘘みたいだった。 会場につき諸々準備をして、リハを終え、今夜のツーマンの相手、ラヂカセのヒデちゃんと話す。誘ってからもう半年が過ぎた。8月も最後。 開場と同時に自選した会場BGMが流れた。 1.君がいた夏-mr.children 2.ロストマン-BUMP OF CHICKEN 3.ジムノペディック-藍坊主 4.Tomorrow never knows-mr.children 5.未成年-THEラブ人間 6.ハートビート-GOING UNDERGROUND/歌:Bank Band 7.グッバイ・ボーイ-カラーボトル 8.二十九、三十-クリープハイプ 9.国語-ハンバートハンバート 10.赤黄色の金木犀-フジファブリック 11.こわい話-未完成VS新世界 12.フォークは僕に優しく語りかけてくる友達-森山直太朗 13.未来-THE BACK HORN 生きてきた中で何度も聞いてきた曲達を選曲しました。楽しんでもらえてたら嬉しいです。 ラヂカセのライブを袖から見る。初めて見た新宿JAMのステージで見たラヂカセ、いろいろ紆余曲折ありながら、でも歌だけは変わらず瑞々しさを放ち、僕に突き刺さってきた。特に「HOME AND HOME」の”信じた道を行け”という歌詞、ヒデちゃんが自分に向かって歌っている

思い出だけが綺麗に見えた時は、

思い返すと落ち着いていろいろ考え事が出来てるのは久しぶりだった。なんかいろいろあったんだけど、なんかいろいろ思い出せないまま過ぎてしまって、自分の中ではまとまらない事ばかり。 8月の頭に札幌に帰っていた。 未完成VS新世界のボーカルの澤田さんに、一緒に札幌でライブしないかい?と声をかけてもらったからだ。それは春先、四月頃の下北沢近松の階段の上での話だった。まだ肌寒くて、ベースの安田さんと二人で話しているところに、澤田さんとキーボードの梅本さんが近松に戻ってきて、そこでそういう話になった。いいな、とは全然思えなくて、初めは断った。そしたら、なんで?と言われた。僕は正直に、こうでこうでこうだから行きたくないんです、と話した。そうか、でも、オレらもそうだよ、と澤田さんは言った。 一日考えて、行く事にした。行かない、と行く、のどちらかが自分の天秤を傾ける事がなくて、なら行こうと思った。 8.3の22時くらいの電車で成田空港へ向かって8.4の朝6時くらいの飛行機の時間まで空港のベンチで休んだ。慣れたもんだ。深夜の空港には多国籍な人達がたくさんいて、独特な何とも言い難い空気があって、僕は嫌いじゃない。 起きて、第3ターミナルまで歩いて飛行機に乗る。だいたい機内では寝るようにしている。酔うからだ。北海道に着くのは一瞬だ。 飛行機を降りたらやはり少し空気が涼しいが、それでも全然夏だった。 一度手稲の実家に楽器を取りに帰り、すぐにmoleに向かった。一番初めにリハをした。アニーさんの髪が真っ直ぐになっていた。安田さんが僕より先にいてびっくりした。 澤田さんがmoleの二階から、よろしく、と声をかけてくれた。 イベントが始まった。一番手の奥山漂流歌劇団の音漏れを聞きながら準備。ゆっちのドラムはやはり最高だな、とニヤニヤしながら出番を待った。 1.フロムTokyo 2.夢で逢えるなら 3.under 4.July 5.こわい話(未完成VS新世界) 6.友達の唄 7.レインマン 30分に出来る全てを詰め込んで歌った。 4月の下北沢近松から4ヶ月が経っていて、季節は完璧に夏だった。 未完成VS新世界のライブをフロアの隅から見る。これまでどんくらいのライブを見てきたのかもう数えてもいないけど、僕はこの愛しいバンドが本当に大好きだ、そう心の底から思えて、もう帰る事にした。 アンコールがかかる中

8月だった。

2018.8.25 朝起きたらめっちゃ晴れてた。 青空を見て、自分は「雨男」だという事を何故か暫くぶりに思い出した。 単独公演当日、 午前10時から最寄りの練習スタジオへ出向いた。少し確認しときたい事があった。気付いた時には正午になりそうで、急いで帰って準備をした。OPEN-START間にかける会場BGMが完成していなかった。合わせて終演後にかけるBGMもこれまた完成してなかった。当日にならないと実際にどういう気持ちになるのか分からなかったからいつもギリギリまで出来上がらない。 そして、歌っていてステージに立つ方の人間ではあるんだけど、それと同じくらい、いやそれを越えるくらいリスナーでいたいのです。 OPEN-START SE 1.Blowin In  The Wind Bob Dylan 2. The Modern Age The Strokes 3.Black Chandelier Biffy Clyro 4.Come To Me Flance Joli/歌:Alan Cumming 5.Stand By Me Ben E King/歌:John Lennon 6.Let Down Radiohead 7.This Orient Foals 8. The Only Living Boy In  New York Simon&Garfankel 9.I Shall Be Released Bob Dylan/歌:Alan Cumming _______________ ENDROLL SE 1.優しさに包まれたなら 荒井由実 2.この愛は始まってもいない 真心ブラザーズ 3.太陽は罪な奴 サザンオールスターズ 4.LOVELAND IS LAND 山下達郎 5.BRILLIANT WORLD THE YELLOW MONKEY 6.メルトサマー Balls 7.summer of love The Flickers 8.Sign Mr.Children ________________ 佐々木泰雅 SET LIST 1.サンキューエレキギター 2.ブラックジャックと牛乳瓶 3.12月革命 4.ドレミの歌

7.6

遅くなりましたが今日の新曲です。 ”NO TITLE” https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/no-title-2018-7-6 _________________________________________________________________________ 8.25(土) 新宿LOVE TKO 佐々木泰雅単独公演 "凍りついた暗闇の坂道を上るワンマン" OPEN18:00 START18:30 ADV¥2000 DAY¥2500 +1drink order 予約はこちら sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp 8.31 西永福JAM フロムTokyo presents "WE ARE THE ROMAN'S" -凍り付いた暗闇の坂道を上るツーマン-夏 OPEN19:00 START19:30 ADV¥2400 DAY¥2900 +1drink¥600 w/ ザ・ラヂオカセッツ 予約は各バンドから可。 フロムTokyo HP https://www.mindsoundfromtokyo.com/ ザ・ラヂオカセッツHP https://t.co/niqLVzohCQ こちらへもどうぞ sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp

7.5

今日の新曲はインストです。 バックの環境音は鎌倉の由比ヶ浜です。 ”静かな海” https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/201875a _________________________________________________________________________ 8.25(土) 新宿LOVE TKO 佐々木泰雅単独公演 "凍りついた暗闇の坂道を上るワンマン" OPEN18:00 START18:30 ADV¥2000 DAY¥2500 +1drink order 予約はこちら sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp 8.31 西永福JAM フロムTokyo presents "WE ARE THE ROMAN'S" -凍り付いた暗闇の坂道を上るツーマン-夏 OPEN19:00 START19:30 ADV¥2400 DAY¥2900 +1drink¥600 w/ ザ・ラヂオカセッツ 予約は各バンドから可。 フロムTokyo HP https://www.mindsoundfromtokyo.com/ ザ・ラヂオカセッツHP https://t.co/niqLVzohCQ こちらへもどうぞ sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp

7.4

今日の新曲です。聞いてください。 8.25のワンマン、8.31のツーマン来てください。 "後ろ姿のまま" https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/201874a 聞かせてくれた あのメロディ 忘れてないよ そのメロディ 90年を駆け抜けて行った 誰よりも大きな後ろ姿 変わらないモノ何一つ この世界に無いけれど あなただけはそのままでいて下さい いろいろあるけれど 寂しくもなるけれど きっと大丈夫だよ 僕も少しづつ あなたに似てきました 僕も少しづつ 年を取りました けれどちっとも あなたになれない 憧れたまま 後ろ姿のまま 話せない事は増えて 話したい事が増えて 忘れたい事が増えました 大人です 伝えたい事があって 届けたい思いがあって 僕は歌っています _________________________________________________________________________ 8.25(土) 新宿LOVE TKO 佐々木泰雅単独公演 "凍りついた暗闇の坂道を上るワンマン" OPEN18:00 START18:30 ADV¥2000 DAY¥2500 +1drink order 予約はこちら sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp 8.31 西永福JAM フロムTokyo presents "WE ARE THE ROMAN'S" -凍り付いた暗闇の坂道を上るツーマン-夏 OPEN19:00 START19:30 ADV¥2400 DAY¥2900 +1drink¥600 w/ ザ・ラヂオカセッツ 予約は各バンドから可。 フロムTokyo HP https://www.mindsoundfromtokyo.com/ ザ・ラヂオカセッツHP https://t.co/niqLVzohCQ こちらへもどうぞ sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp

7.3

絶好調の7月に、夏の新曲を書きました。 ”夏の背中” https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/201873a 夕暮れの 海を見つめていた 夏の背中を見送って あなたに巡り逢える季節が いつも僕の宝物 水色の 風がシャツを揺らす 夏の背中が滲んで行く あなたに巡り逢える季節は ずっと僕の宝物 ヘヘイヘイ 海辺に続く道 ヘヘイヘイ 手を繋いで歩こう ヘヘイヘイ オレンジの長いサンセット 夕凪に 優しく佇む 夏の背中を抱きしめて あなたが振り返る季節は きっと僕の宝物 ヘヘイヘイ 貝殻を耳に当て ヘヘイヘイ 目をつぶっていよう ヘヘイヘイ オレンジに染まるサンセット ヘヘイヘイ 海辺に続く道 ヘヘイヘイ 手を繋いで歩こう ヘヘイヘイ オレンジの長いサンセット ________________________________________ 8.25(土) 新宿LOVE TKO 佐々木泰雅単独公演 "凍りついた暗闇の坂道を上るワンマン" OPEN18:00 START18:30 ADV¥2000 DAY¥2500 +1drink order 予約はこちら sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp 8.31 西永福JAM フロムTokyo presents "WE ARE THE ROMAN'S" -凍り付いた暗闇の坂道を上るツーマン-夏 OPEN19:00 START19:30 ADV¥2400 DAY¥2900 +1drink¥600 w/ ザ・ラヂオカセッツ 予約は各バンドから可。 フロムTokyo HP https://www.mindsoundfromtokyo.com/ ザ・ラヂオカセッツHP https://t.co/niqLVzohCQ こちらへもどうぞ sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp

7.2

7月も2日目。 今日も東京は吹き抜けるような、夏だった。 昼前に起きて、真昼間の東京の太陽の下を走った。今何をしなきゃいけないとか、そんな事を選んでいける余裕は無い、ただ走ってその先に少しでも行かないと、それだけだった。 小学生から中学生まで陸上の1500mをやっていた。布上陸上(ぬのがみ)クラブに加入していた。何で布上陸上クラブなのか、何で1500mという中距離の専攻だったのか、もう思い出せないけど、今の自分の人格は布上陸上クラブと1500mという中距離走により、作られた部分が大きい、気がするんだよなー。800mもそうだけど、陸上競技で中距離が最も辛いと言われてるんだって!! それしかやんなかったから知らんけどもっっ!! とにかく孤独で、かつずっと全力疾走でトラックを絶妙に長い距離走る、あの感じ。めっちゃ辛い。。でもそこでの辛さが、未だに全身に残っていて、何かに立ち向かう時、ギリ折れずにいられてきたのかもな。ありがとう、布上恭子先生。先生はあと一歩でオリンピックに行けるくらいの選手だったそうな。大人になっても困らないような体作りをしてあげる、と良く布上先生は言ってくれた。 その身一つで新しいJAMでライブした今夜。 音楽が僕は大好きで、そんな風に自分の音楽も思ってもらいたくてやってるんだけど、結局ステージで歌われるのは、何故かそれとはかけ離れてるモノだ。どうしてそうなってしまうんだろう。悲しくなった。これしか出来ないんだろうか、、。孤独だな、と珍しく思った。そして誰とも友達になんてなりたくない、とも思った。 7月の太陽の下、トラックを3周と300m一人で駆け抜けている時の方が孤独じゃなかった。周回遅れにされた事もあったけど、何故か1人に感じなかった。 今夜、ヘラヘラしてんじゃねーよ、ってイライラしてしまった。別に他はどうでもいい。まずは僕がヘラヘラすんな! 今日の新曲です。 "この世界に1人だけ" https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/1-201872a 科学の進歩で同じ 夢を見れなくなった僕は 今もここに立っていて ここで生きて いきりたってるんだ 今が全てと歌う それが全てと信じざるを得なかった 未来は姿を変え 新しい時代だと言われた 乾いてた空を見てた 行かなくちゃ 此処には無い 同じような景色が

7.1

7月になりました。 東京は真夏のような暑さと、気持ちの良い風が強く吹いています。 昼間に、住んでいる街の路地を歩き、空を見上げると吸い込まれそうな青空でした。 8.31の自主企画”WE ARE THE ROMAN'S-凍りついた暗闇の坂道を上るツーマン”まで2か月、8.25のソロ単独公演までは2か月を切りました。 今日から毎日、新曲をサウンドクラウドにアップする企画を始めます。 上京したての頃に一度やった事があり、その時は半分くじけたのですが、僕も東京に住んで5年が経ちました。あの頃よりは、色んな事、もう少し出来るはずだし勇気もあるはずなんです。 また、挑戦しようと思います。新曲なので自分でもどう転ぶか分かりません。 一緒に8.31まで付き合ってください!! では、7月1日の新曲です。 "夢のカケラ" https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/201871a もう思い出せない あの夢のカケラ この街に生きて どれくらい落としてきた 7月の風は あなたの思い出 窓辺に飾った 花びら一つ風に飛んだ 歌えるかな 聞こえるかな 僕が歌いたい詩 あなたが聞きたい歌 溶けて行くのは 冷たく尖った 氷のような僕の心 東京の空が 赤く染まる頃 イヤホンから17才のメロディ 忘れないように 忘れないように この想いを詩にして この詩に想い乗せて 歩きだせるように 始められるように 夢のカケラを拾い集めに行くんだ ____________________________________ そして、明日ライブです。 新宿JAMが無くなってもう半年、西永福での新しいJAMでフロムTokyo、初ライブです!! 最高のスタートを飾りたい、どうか来てください。 7.2 西永福JAM MAX NIGHT!! 西永福JAM グラウンドオープンパーティー OPEN18:15 / START18:45 ADV¥2000 / DAY¥2500 + [1D別¥600] w/SEMENTOS/あけみ/ゲスバンド/団欒 予約はこちら sasakitaiga19861020@yahoo.co.jp ___________________________________

僕に歌を教えてくれたのは。

6月になった。 初夏、梅雨が来る。 一気に気温も柔らかく、暖かくなった。 5.31の弱虫倶楽部とのツーマンの日。 ラヂカセのボーカル、ヒデから連絡が来た。 18時頃だ。 内容は、 「今夜のライブをキャンセルした。そして次回の自主企画の発表を今夜はまだしないで欲しい。」 という事だった。 何故そのような事になったのかその時は教えてはくれず、取り急ぎそれだけを連絡くれた。 8.31にフロムTokyoのツーマン企画第二段が西永福JAMで決まっていた。相手はザ・ラヂオカセッツ。その発表を5.31の来場者特典での詳細に同封してお知らせするつもりだった。 ラヂカセの活動が今後どのように行われていくのか、、そして何よりメンバー三人の無事を祈って、僕は弱虫倶楽部とのツーマンに臨むしかなかった。 2日前にヒデから連絡が入った。 メンバーで話し合い、今年いっぱいは少なくとも全力でまた活動していく、という内容だった。 そして最後に、 「ツーマンやらせてください」 そう書かれていた。 ___________ ザ・ラヂオカセッツとの出会い。 それは僕が人生で初めて東京に来た時まで遡る。 2011年の2月、まだ震災が起きる前の、ギラギラな新宿、その新宿のJAMというライブハウスで、当時地元札幌で活動していた、リンダリンダラバーソールというバンドでライブをした。そこで出会った、今はThree Questionsの内藤重人に、5月にJAM FESっていうのやるから出ない?と誘われた。 そして、その3ヶ月後にまた新宿JAMでライブをする事になる。 JAM FESにはたくさんの東京のバンドが出演していた。とってもキラキラしていた。素晴らしいメロディを持つバンドがたくさんいた。 その中で一際輝くメロディを放っていたバンド、それがラヂカセだった。 日付かわる深夜0時頃だったと思う。ストラトで歌うボーカルがそこにいた。出だしはボーカルとギターだけから始まるその曲を聞いた瞬間、初めてミスチルを聞いた時みたいなメロディの良さにグッと来た。曲は"古いギター"だったと思う。 「このライブが終わったら、すぐに東北の方にライブに行きます。」 とMCで言っていた。 震災が起きた後の東京。 ライブハウスでの