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7.2

7月も2日目。
今日も東京は吹き抜けるような、夏だった。
昼前に起きて、真昼間の東京の太陽の下を走った。今何をしなきゃいけないとか、そんな事を選んでいける余裕は無い、ただ走ってその先に少しでも行かないと、それだけだった。
小学生から中学生まで陸上の1500mをやっていた。布上陸上(ぬのがみ)クラブに加入していた。何で布上陸上クラブなのか、何で1500mという中距離の専攻だったのか、もう思い出せないけど、今の自分の人格は布上陸上クラブと1500mという中距離走により、作られた部分が大きい、気がするんだよなー。800mもそうだけど、陸上競技で中距離が最も辛いと言われてるんだって!!
それしかやんなかったから知らんけどもっっ!!
とにかく孤独で、かつずっと全力疾走でトラックを絶妙に長い距離走る、あの感じ。めっちゃ辛い。。でもそこでの辛さが、未だに全身に残っていて、何かに立ち向かう時、ギリ折れずにいられてきたのかもな。ありがとう、布上恭子先生。先生はあと一歩でオリンピックに行けるくらいの選手だったそうな。大人になっても困らないような体作りをしてあげる、と良く布上先生は言ってくれた。

その身一つで新しいJAMでライブした今夜。
音楽が僕は大好きで、そんな風に自分の音楽も思ってもらいたくてやってるんだけど、結局ステージで歌われるのは、何故かそれとはかけ離れてるモノだ。どうしてそうなってしまうんだろう。悲しくなった。これしか出来ないんだろうか、、。孤独だな、と珍しく思った。そして誰とも友達になんてなりたくない、とも思った。

7月の太陽の下、トラックを3周と300m一人で駆け抜けている時の方が孤独じゃなかった。周回遅れにされた事もあったけど、何故か1人に感じなかった。
今夜、ヘラヘラしてんじゃねーよ、ってイライラしてしまった。別に他はどうでもいい。まずは僕がヘラヘラすんな!

今日の新曲です。

"この世界に1人だけ"


https://soundcloud.com/da9tr93muwxu/1-201872a

科学の進歩で同じ
夢を見れなくなった僕は
今もここに立っていて
ここで生きて
いきりたってるんだ

今が全てと歌う
それが全てと信じざるを得なかった
未来は姿を変え
新しい時代だと言われた

乾いてた空を見てた
行かなくちゃ
此処には無い
同じような景色が
移ろう部屋の中
もう時間はない

足りない、いや、一つもない
成りたい、いや、向きもない
やりたい、いや、武器もない
去りたい、後ろに道はない
加速する世界の中
何が出来るだろう

鍵のかかった扉
何度もノックする
磨り減った踵
胸を張って走る
何もない
何にもない

勝ちたい、敵がいなくても
負けない、自分だけには
果てしない、暗闇の先
何度でも手を伸ばしてく
変わり行く時代の中
何か出来るだろう

足りない、でも行くしかない
成りたい、その気持ち抱け
やりたい、ならやればいい
to be or not to be
この世界に1人だけ
僕は僕を生きる



________________________________________



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フロムTokyo HP
ザ・ラヂオカセッツHP

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