雨の音を久しぶりに聞いたような夜。
ここは東京、渋谷かとふと思う。
まだまだ慣れない事はある。
あれからまだ六年しか経ってないんだ。
長いのか、一瞬だったのか。
まだ良く分かっていないんだ。
終わってない事が沢山あって。
どうしてもやり遂げたい思いが此処にあって。
僕はまだまだこの街でもがいている。
もうすぐで年号が変わる。
昭和の終わりに生まれて、平成を越えて、令和になる。
令和と携帯に今打つと、一発で変換されるようになった。
昭和の和は、令和の和、と呼ばれるようになるんだろう。
でもいつまでも平和の和であって欲しい。
そしてそこに平成の平もあって欲しい。
僕の人生はやはり平成だったのだ。
とても平静を装えるものでは無かったけども。
雨の音を久しぶりに聞いたような夜だ。
意地とかプライドとか誇りとか、それらとその類のやつで、その中のくだらない部分が好きなモノを操作している事に今日ふと気付いた時、なんて無駄な時間を過ごしていたんだろうと我に帰った。そして好きじゃなくなっただけで、嫌いになった訳でもないんだよ、とも今思った。
4月、真夜中。
佐々木泰雅
フロムTokyo
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