⑨晴れてたよ
日々は続いて行く、
僕の中では小さな炎は消えずに
いつか来る圧倒的な景色と衝動を
楽しみに、声をこらえている
2024年の12月は初めから刺激的だった
急遽決まった但野正和とのツーマン
場所は下北沢ろくでもない夜
お昼に正和と二人きりでなんとかしなければいけない
本番までだいたい同じような事を考えているんだろうと予想していたが、当日を迎えると正和の方が緊張しているようにも思えた
この頃、ろくでもない夜で歌う時は正和が一緒の事が多かった
それもこれもイベントを作ってくれるイズミさんのおかげ、本当に感謝、ありがとうございます
譲り受けたもので纏った僕の服装を見て、正和は誉めてくれて嬉しかった
ライブは特に語る必要も無く、お互いいつも全力だ
終わってそのまま解散、飯くらい、確かにいけばよかったなと後から思った
その2日後12月3日には、いつもお世話になってる浅草Gold soundsに出演
出演者が確かキャンセルになって、としぞー君がピンチヒッターをやってた日だったはずだ
いつだって歌える準備が出来てるやつはかっこいいなと改めて感じていた
ずっと大事にしているJulyという曲に、少しサンプラーを交ぜて、効果的にならないかと試行錯誤した
この時の感覚は、その先に生きていたはずだ
12月7日は、THEラブ人間の下北沢にて、を見に行った
ここで書くと長くなるので書かないが、僕が札幌で音楽をやっていた頃から、今現在まで、色んな彩りをくれるバンドだ
ボーカルの金田康平は同い年で、僕は彼の歌やライブがとても好きだ
この日は金子智也のライブから始めた
トモヤとも付き合いが長いので、ライブを見ていて色々な事を思い出した
12月にも関わらず、下北沢の空は暖かく爽やかな風が吹いて、トモヤのライブを素敵に彩っていた
シェルターで見たボイガルはすさまじかった
物凄い差を感じて、それでもまだ僕はいつかまた共演したいなと魂が震えていた
黒猫チェルシーでラヂカセのペンがドラムをしてるのを知って、見に行った
素晴らしいグルーヴだった
終わったあと、ペンから電話が来ていて、少し下北の路地で話した
翌年の2月1日のラママワンマンでドラムを叩いてもらえるのが本当に楽しみになった
シャングリラで大トリのラブ人間のライブが始まった
毎年の事ながら、フロアはパンパンで、東京のインディーズシーンのバンドマン達も沢山集合していたと思う
太陽の光線という曲からライブが始まって、僕は、やっぱりこの人達が好きだって感じて感動していた
ライブをしてないにも関わらず、勢いで書いた今日の手紙を100枚刷って、シャングリラの外で撒いた
途中、懐かしいメンツに逢えて嬉しかったし、喜んで受け取ってくれた人も何人かいて、ありがたかった
ビラを撒いたりするのが苦手だけど、大丈夫な時もあるんだなと思った
"2025年、mind soundへの旅"
と名付けた日々は少し歩を進め、
路上ライブへと流れて行く
佐々木泰雅
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