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2.26"わたしたちのうた"

 "リンラバのライブの翌日"


新千歳空港行きのJRの中、
小さい子が泣いているが涙は流れてなさそうな泣き方をしている
近くにいた別の女の子がゴミ箱にちゃんとゴミを捨てていて偉いなと思った
僕はずいぶんと沢山の事を知って、そして大人になった


みんな昔子供だってね

そんなタイトルを掲げた1日を振り返る

"リンラバのライブの前日"

朝から速攻で仕事を終わらし夕方の飛行機に乗り込む
新千歳空港にはドラムのゆっちが迎えに来てくれた
僕の実家のそばにあるラーメン屋に立ち寄る
FFの話で盛り上がる

"リンラバのライブの当日"

朝9時に起きて窓の外を見ると雪が結構降っていた
シゲさん飛行機大丈夫かなと思っていたら、やはり欠航
別の便には乗れたみたいで一安心
ばぁちゃんとじぃちゃんの仏壇に線香をあげる
ご飯を食べて昼前くらいにゆっちが迎えに来てくれた
ギターの弦が買いたかったので西宮の沢のハードオフに立ち寄る
楽器の種類や中古ゲームの品揃えが良くてずっと居たいくらい楽しかった
FF4のスーファミのソフト(箱付き)が売っていて少し心が揺れたが買わずに我慢、、
LOGのそばのセコマに寄って、LOGに行くとすぐにケイが来た
中へ入るとすでにスタンディング用にフラットに準備されていて、ケイ頑張ったなと思った
新しくJC40のギターアンプを購入したとの事で使ってみる
見た目も可愛いし良い音だ
新品のギターアンプで音を鳴らすのはもしかしたら人生初かもなと、ふと思った
少ししたら外山君も来て、音作りをしてリハ開始
少しアレンジ変えたい部分や新曲などを復習
だいぶ時間が余ったのでやりたかった撮影などをしてシゲさんを待つ
17時半過ぎにシゲさんが来た
東京でしょっちゅう逢ってるがLOGで逢うと空気が違う、ライブ楽しみだな

オープンしてお客さんが少しずつ集まる
久しぶりにみんなの顔が見れるのが嬉しい

シゲさんのライブが始まる
グッと緊張感が高まる
素晴らしいライブだった

そしてリンラバ
とても良いライブが出来ると思った
前日まで気にしていた喉のコンディションも気にならなくなっていた

1、僕に強い感情をください
2、死んだ日々
3、ブルーハーツに憧れて
4、タイトルなし
5、友達の唄
6、神様になりたい
7、セブンティーン 
8、ハローエッチな女の子
9、青春の光(新曲)
10、サヨナラミュージック

en.ぼくのうた

一瞬でライブは過ぎ去った
生命エネルギーは枯渇したが、
魂の躍動をしっかりと感じた
外山君、ゆっち、ケイの顔が良く見える
友達の唄から神様になりたいのあたりで、スッと空気が透明になり、優しい風が吹いた
やりたかった新曲もやれた
もうずいぶんと前から頭の中に原石の状態で置いていた曲、いつか必ずリンラバでやる曲だと思っていた青春の光という新曲、もっと良くなる曲

ありがとう
一緒に歌ってくれたのが見えたよ
それだけで本当に僕は生きていけるんだ
東京では雪が降ったみたいだよ


"リンラバのライブの翌日"

新千歳方面のJRの次の駅が新千歳空港になった頃、さっきまで泣いていた子供の声は聞こえなくなり、ゴミ箱にゴミをちゃんと捨ててた女の子も居なくなっていた
僕はずいぶんと沢山の事を知って、そして大人になった
広い世界を知った事で、もうリンラバでは歌えないかもしれない、と思ったあの日
そしてさらに広い世界を知った事で、またリンラバで歌える自分に巡り逢う事が出来た

飛行機の窓側の席に座るために、その手前の外人の男の人に一度席を立ってもらった
その人はとても感じが良く、僕がジェスチャーだけで伝えたのにちゃんと優しく言葉を返してくれた
なんとなくだけど、こういう時にしっかり目を見てほんの少しの言葉を僕も返せたら、僕はもう一つ大人になれる気がしている

窓の外では雪が降っている
水平線の見える場所はもう春だ

佐々木泰雅

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