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11月, 2021の投稿を表示しています

2021.11.27

  音楽の大切な部分ってのは、 ジャンルとか、国とか、人種とか関係無く伝わる。 それが音楽の好きなところだ。 何かに抗おうとするのは、実はとても音楽的じゃないんだろう。 でも僕は今だに何かを振り返ったら、取り戻そうとしたり、そんな事ばかりに気をとられてしまう。 こんな事を考えている以上はまともな詩なんて歌えないし、誰かの事をどう思う資格も無い。 なるべく何も考えずに車窓の外を眺めながら電車に乗る。 そんな事しているうちに時間は流れて、また夜になる。 少しづつ聞ける音楽の幅は広がった。 それは色々な音楽の良さに気づけるようになったという事。 色々な音楽を聞いてみたいと思うようになったという事。 そして、聞けなくなった音楽も増えたという事。

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  渋谷へ自転車を漕ぐ。 ナルバリッチというバンドを初めてちゃんと聞く。めちゃくちゃ良い。 ソロっぽいけどバンドらしい。 新しいアルバムの2曲目が特に良かった。 タワレコに寄る。 レディオヘッドのKID AとアンムニジーアックがひとつになったKID A MNEASIAが発売されていて、LP盤がめちゃくちゃ欲しくなったけど我慢。Adellの新作もめちゃくちゃ欲しかったけど我慢。 KID Aを聞きながら帰る。 世界には最高な音楽が溢れている。 他のくだらない事なんてどうでもいいくらい。

いや。なんか普通だなと思って、

   リンダリンダラバーソールのメンバーであり、奥山漂流歌劇団のケイと逢ってきた。 いや、違うな。 16才で同じクラスになってからなんだかんだずっと友達のケイと逢ってきた。 こっちの方がしっくり来る。 長いねー。 随分と同じ時間も違う時間も過ごしたけど、今だに新宿で逢えるなんてすごいね。 振り返ってもすれ違った時間の方が多いよね。 オレ、あんまりケイの事知らないもん。 なら、これ見てる人はもっと知らないね。笑 宮崎あおい似の女の子が好きで、その子の歌を作りたいみたいな話しをファミレスでオレにして来て、そん時オレは話を聞きながらもうその曲のサビを頭で完成させてた事を思い出した。 まぁ、なんとなく気持ちがわかるんだろうな。知らんけど。笑 いつも思うけど、逢おうって言ってくれて感謝している。こんなオレだからほっといたら偏屈ジジイになるところを、いつも外に呼び出してくれてサンキュー。 あ、そーいやアルバムリリースおめでとう。 ちゃんと盤でタワレコとかに置いてもらえるの羨ましいよ。それって、実はオレも夢なんだ。 越されちゃったね。オレなんてデジタルでだけしかないしクソダサいよ。楽してんじゃねーよってな。ちゃんとツアーやって、向き合って行かないと音楽なんてほんとの意味で届かないよな。 オレも頑張るよ。 またその先で逢おう。

ほんと、普通だわ。

  終わらせてない事が沢山ある。 思い出になってしまったけど、 思い出せるうちはまだ頑張らないとね。 東京に住んで随分経ったけど、 この手の中に残っているのは結局 悲しかった事ばかりなのかもしれない。 でも、嬉しい時に、悲しい気持ちになるのなら、 それは嬉しかった事ばかりなのかもしれない。 終わらせられなかった事が、明日を生きる推進力になるようにね。 泣いてもいいし、間違ってもいい。 死んだように生きちゃいけないよな。

手がかりもなく探し続けた。

  仕事の休憩中、3年前までは良く行っていた広場に行ってみた。 僕は誰かとあんまり親しくない人と同じ空間でご飯を食べるのが出来ない。 久しぶりに行った広場には気持ちの良い風が吹いていた。 そういやパンを食べてるとスズメが近寄ってきて、僕の足の上で飛び跳ねながらパンをせがんできた事思い出した。あれは本当に可愛かった。 最近はファイナルファンタジー9のサントラばかり聞いている。 メロディオブライフという主題歌がずっと昔から好きだ。

それが素晴らしい事かのように。

  疲れたのでマスクを外して深呼吸をする。 冬の乾いた冷たい風が気持ちとリンクして 体が軽くなる気がする。 新宿のど真ん中で深呼吸が気持ちがいいなんて、相当僕は汚れているね。 それ以上に何かに疲れてしまうなんて、悲しい事だね。 もっと軽やかに生きられないもんか。 どうでもいい事に、どうしようもないくらい一生懸命だな。 ぼぉーっと路上で突っ立ってると、今時の感じの若者とそれにくっついてる若い女が話しかけてきた。 イヤホンをしていたから何を始め言ってんのか聞こえなかったけど、どうやら夢を追う人の靴磨きをしているらしい。。磨かせて欲しい、らしい。 嫌だ。めちゃくちゃ嫌だ。 汚れているのが生きてきた証じゃないか。 それよりシガーロス聞いている最中に話しかけるんじゃねーとかガラの悪い事を思いながら、丁重に断った。 疲れているのも頑張った証だし、 ガラの悪い事を思っても優しく接すれるならいい。 新宿で深呼吸して気持ちが良い僕の汚れた身体も、 全部生きてきた証じゃないか。 何度も何度も全クリしたファイナルファンタジー7のディスクは傷だらけだし、部屋のフローリングのニスは剥がれている。 アコースティックギターの弦は錆びるし、フレットは削れる。 歌えば歌う程に喉は枯れるし、たくさんのデータを保存すればパソコンは重くなる。 時計の電池は、今を刻み続けるからいつか止まる。 それは僕も一緒で、 その全てを携えて、新しい旅に出よう。

両手で抱えきれない夢ならいらない。

  ブルーハーツの公式YouTubeが開設されたらしい。ちらっと僕も、いやさすがに覗きはしてしまったが、曲は再生出来てない。なんか、出来ない。何でだろう。ちょっと寂しい気持ちなのかもしれない。この気持ちはなんだろう。とても大事な気がする。 PS2の調子が悪い。再生が出来ない時がある。DVDを見ようとして、再生出来たりもするが、裏面に、綺麗に傷つけてくる。まぁ、それでもまた再生出来るんだけど。なんか人みたいだな、と思った。それでも、お前が好きだから何かを期待して任せてしまうみたいな感じだ。 月に一度、夜勤がある。 夜型の僕にとっては、どうって事無い。むしろ、朝早い出勤は本当に嫌で、本当に嫌だ。 でも大体が昼間の仕事なので、急に夜勤が来ると、体が追いつかない。というより脳が追いついてない。どうしても色々考えてしまう。 夜にBLOGを書きたくなったり、何かを始めたくなるのは、こういう事だ。 明日は楽しみにしていた新作映画の公開がある。 本当に楽しみだ。 いつかまたライブもそう思えればいいんだけど。 いつからか僕はライブがあんまり楽しくなくなってしまった。ライブさえあれば生きていけると思っていたのに、変わってしまった。 また変わっていけるだろうか。 ライブがしたいのは本当だから、ライブをまた楽しくやれるようになるだろう。 そんな自分にまだ誰かは何かを任せたり期待してくれるだろうか。 綺麗な音で再生は出来ないかもしれないし、 裏面に傷つけるかもしれないけど、 なんかカッコいいスピーカーにいつかなれるだろうか。 凍りついた暗闇の坂道は続く。

心のままに生きて行けばいいさ

  徳永英明さんの、夢を信じて、という曲。 僕はどこで知ったんだろう。 気付いたら好きになって、何の曲だろうと調べて、最近ちゃんと辿り着いた。 paper kitesのリベレーターアイズって曲も音源無いかと思ってたら普通にアルバムに入っていた。 イヤホンから、壊れかけのレディオが流れてる。かすれた声は説得力がある。 僕の思春期はゴイステとブルーハーツだった。 とっても普通な男の子の思春期みたいだけど、今日までその呪いが解けない。 一生解けないでくれ。

今年の僕の運勢はとてもいいらしい。

洗濯物を干した途端、雨が降る。 雨男な自分に少しほっとする。 「4」という数字のゾロ目を良く見る。 どうやら軽く調べたところ、「4」というのは完全体を示すようで、 調子がいい証らしい。なにやら「大天使」がついているのだとか。 都合のいい事は信じてみるようにしたと、21世紀を迎える寸前で ミスチルが歌っていた。 年末年始は実家にでも帰ろうかなと思ったけど、やっぱり辞めとこう。 逢いたい人ならいくらでもいるが、それよりも毎日スタジオで練習したい。 そのうちまわりに誰もいなくなってみじめになる。 それならそれで、この文章を見ている人だけが、何かを勝手に知って感じてくれたらいい。 これからもこの先も、僕の歩き方、走り方次第でいくらでも「窓」の外の世界は変わる。

新しい島

  レコーディングで歌いまくる。 一人、部屋で100回くらい歌いまくる。 喉が痛くなりはじめて、でもなんとかとりあえず、届いた。 山口一郎さんが歌うサンボマスターの美しき人間の日々が素晴らしい。 カバーはいいね。コピーじゃねーんだよな。 世界は今日も回る。 おやすみ。

本物の夢を見るんだ。

  ブルーハーツが聞こえない、を久しぶりに見た。ブラハの四人は爽やかに現れて、爽やかに去っていった。余計な事を言わないというのはこんなにもカッコいいのだ。 そして、そんな事を思っている僕の事を爽やかに笑って馬鹿にしてくるんだろう。 そんなに世の中捨てたもんじゃないよとブルーハーツは教えてくれる。 僕が生きる「これから」に爽やかな風を吹かしてくれる。 ブルーハーツのコピバンから僕は始まった。 諦めきれぬ事があるなら、諦めきれぬと諦める、という事を教えてもらった。 そして、どうにかなるようになる、という事を教えてもらった。 そして、どうにもならない事なんてどうにでもなっていい事、という事を教えてもらった。

なんだ、偶然だな。

  自分の実体が掴めなくなってから随分と時間が経った。思えば2015年の夏くらいから見えなくなり出して、そのぼやけ加減は増すばかりだ。 これは魂がどこにあるのか、その位置が分かるかどうかと同じ事で、その曖昧さは日に日に増してばかりだ。唯一歌う事と、走る事でほんの少しだけ取り戻せる。 余計な事を随分と知ってしまった。 ここ数年の記憶の殆どを捨てられたら、どんなに生きやすいだろう。 テレビもYouTubeもSNSも、余計な事ばかり知らせてくる。もう要らないんだよ、ほとんどの事。 自分の言葉で自分の気持ちで自分の声で。 100%じゃなくても、純度高くいたい。 そこにちゃんと居る感覚を失いたくない。 季節の移り変わりに感動していたい。 映画を見なくても日々の暮らしにワクワクしていたい。 そして、もっと、ゆっくり生きて行きたい。

今頷いてしまう事は、人を殺すよりも罪が重いことを知っていた。

 久しぶりに、いいニュースだな、と思った。 京王線でジョーカーに憧れた男が無差別に人を刺した。 幸い人は死んでないけど、犯人は人を殺せなくて悔しがっているみたいだ。 そりゃそうだよな、悔しいよな。 ジョーカーに憧れてたんだもんな。 このニュースを見た人の中にどれだけバットマン見た人がいるのか知らないが、 ジョーカーには憧れるよ、ほんとすげーかっこいいもん。 ノーラン監督のバットマンに出てくるジョーカーもなかなかにかっこいいけど、ホアキンフェニックスのジョーカーは切なくてもっと哀愁と渋みがありかっこ良すぎる。 このニュースは、犯人の男が見た映画がどれだけ名作だったかを物語っている。 僕もブルーハーツの真似を高校生の頃、部屋で延々とやっていた。真夏に窓を閉め切って、ヒロトになった気で暴れていた。あの時間が、僕の一番楽しくて幸せな時間だった。そして実際にバンドを組んで、その幸せだった時間を追い求めて来た。 もしも僕がそれと同じようにジョーカーに憧れて、真似る事に幸せを見出したら、白塗りで紫のコートを着て銃で大物司会者の頭を吹き飛ばす事を目指すのかもしれない。 だが犯人も残念がってるが、うまくいかなかった。人を殺せなかった。電車も爆発しなかった。 そうだ、お前はホントに馬鹿だよ。あれは映画なんだ。素人が簡単に勢いで真似したところで、あんなかっこよくいかないんだよ。ほんとに馬鹿だよ。 ニュースに映っているあんたの姿も素人がスマホで撮ったくそダサい映像だけだよ。 憧れたジョーカーみたいには人々には映らない。詰めが甘いんだよ。 ブルーハーツの真似した僕も、はじめは簡単にやれると勘違いした。コードはシンプルで誰にでも出来ると思った。でもマーシーのギターはとても細かいニュアンスがあるし、自分のライブ映像を見てもヒロトの痙攣ダンスには到底かなわない。つまり憧れだけじゃ、物真似だけじゃ、その人にかすりもしないんだよ。だからオリジナル曲を書くんだよ。自分の歴史から生まれる曲には他の誰もかなわないからね。憧れの人たちも、そうやって自分をやっているだけなんだと気づいたんだよ。 お前はホントに馬鹿だよ。 真似るなら、ヒースレジャーやホアキンフェニックスみたいな人生を真似しろよ。