また詩を歌える日が来る事になった。 もう2度と負けたくないとか逃げないとかじゃなく、負けても逃げても詩を歌いたい気持ちが僕の中から無くなる事はきっとないのだろう、そう思えたからまたステージに立ちたいと思った。きっとそれが、生きるということ、かもしれないと思った。音楽が愛しくて愛しくて仕方ない自分が自分の中にいて、そいつをオレは一人にしたくないと思った。そいつの夢を叶えてあげたいと思った。 きっとそいつは純粋であることを望んでいる。社会が時代が街がたくさんの人が、そいつの声をシカトしてもオレは聞いてあげたい。そいつは親友と歌いあう事を望んでいる。それが音楽の命だと感じている。そしてすぐにまた一人になる事を望んでいる。誰かのモノにならない、ましてや僕のモノですらない、純粋な静かな自分でだけ居たいと願っている。 それを、生きるということ、だと感じている。