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東京の海/2020.12.9

   二度と戻らない 沢山の青き力 口に出せないだろう 素直な言葉を きっともうダメなんだろうな きっと決まってるんだ 思い出していた あなたを あなたを あなたはわたしを 思い出さないよ 二度と逢う事も無いだろう きっと決まってるんだ 僕は死にたいと思った 希望の船は港を離れた ドブのような東京の海を 素潜りする 歌いたくて 歌いたくて 大海でただ溺れ消えてく どこにいても 僕のままで 生きれはしなくって 二度と帰らない日々 謝りたかった 歌っておくれよ 口に出せたらいいね 素直な言葉を でもきっとまだダメなんだろう 今は最高じゃない 世界であなた一人は 僕を思い出してくれているかな それだけで僕は 始まりの気持ちで 歌えるから 話せるから 大海をただ泳ぎ生きれる どこにいても 僕の事を 忘れないでね 二度と逢えなくっても愛しい人 佐々木泰雅 フロムTokyo

四季の詩/2020.12.9

   春の声に耳を澄ませてた 桜は歌う メロディ 伝えたくて別れの海岸 わたしも歌う メロディ 木枯らしに舞う 人恋しさで 仕立てたコート羽織れば 凍えてても 歩き出せる 心泳ぐ風の町 季節越えてあなたに逢いにゆく 願いを込めて メロディ 冬空に咲く一輪の花 白銀と咲き誇れば 枯れ果てても 歌い出せる 心泳ぐ風の町 夏の海に君を感じてた 潮騒のような メロディ 伝えたくてあなたに逢いたくて 命の限りに メロディ 佐々木泰雅 フロムTokyo

稲妻の人/2020.12.9

   粉々になった星達を一つに交ぜて 細胞を砕いて血液に感情を込めて 揺らめいてはためいて砂になる 揺らめいてくだまいて人になる 億千回目の夜に したためた手紙を スペースシャトルで打ち上げよう Fly 暗い銀河(うみ)を越え 最果てと最果てに同じような日が昇る 覚えのない怒りとともに 方程式を解く前に見ていた朝日 遥かなる時間を旅した生まれたての気持ち 揺らめいてはためいて土になる 揺らめいて種蒔いて土地になる 億千回目の朝に 身に覚えない手紙が シャトルと一緒に墜落してる 無題 由来 不明でも暖かい 枯れ果てて破壊された大地に雨が降る 忘れたかった怒りに染みる 私の言葉が、稲妻を二分したならば 死の淵で、闇が正当だと言い切らないでくれ 若さは、日暮れに燃えさかり 怒り狂い老齢に牙を剥け 佐々木泰雅 フロムTokyo

寡黙な男の旅/2020.12.9

 たったひとりということを意識する 再認識する 世界の全てが敵に思えた時 僕は無敵になれた 白塗りで紫のコートを着なくたって 怖いものはない 少しだけ寂しそうに笑う 暖かい家があろうと 友達がそばに居ようと 愛する人に愛されていようと 僕は誰のものでもないということを意識する 再認識する 世界の全てが闇だと思えた時 僕は光になれた 寡黙な男は泣いていた 忘れ去られた路地裏で 夏の夢を見ていた 寡黙な男は分かっていた だから寡黙な男は笑っていた 誰かが話す幸せに 自由はないと知っていた 寡黙な男は分かっていた だから寡黙な男は黙っていた 今頷いてしまう事が人を殺すよりも 罪が重い事を知っていた 世界の全てがくだらなくなった朝 僕は僕の道を歩き始めた 寡黙な男は泣いていた 忘れ去られた路地裏で 夏の夢を見ていた 佐々木泰雅 フロムTokyo

9.21 空を見ようね

渋谷の街にいつぶりかわかんないくらいに、来た。 渋谷にもいつも用事が無い。 だから行かないんだけど、今日は逢いたい人がいて、渋谷で待ち合わせた。 2時間くらい色々話して、バイバイして、タワレコに向かった。 渋谷に来るといつもタワレコに行きたくなる。 6階にいつも行く。それ以外の階に行った事あったっけな。 展開されてる新作を一通りぐるっと見て、マリリンマンソンの新譜が一番目に留まった。 "WE ARE CHAOS"というタイトルで、マンソン自身が書いたジャケが異様にカッコ良かった。 自分らしく、僕も居続けたいと思った。 ________________________ 2020.10.4 東新宿LOVE TKO 瀬川浩平a.k.a しっぱいまん×佐々木泰雅(フロムTokyo)共同企画 "淵の先でレイプミー3" OPEN18:30 START19:00 ADV¥2000 DAY¥2500 +1drink order ※来場10名限定 ※配信有り 出演 瀬川浩平a.k.aしっぱいまん 佐伯憲陽(THE BEAT GENERATION) 佐々木泰雅(フロムTokyo) ________________________ 2020.10.24(土) 下北沢ニュー風知空知 佐々木泰雅(フロムTokyo)企画 「日本語と恋のすべて」 OPEN18:30 START19:00 TICKET¥2500+1drink order ※来場者特典あり ※配信あり 出演 佐々木泰雅(フロムTokyo) 澤田健太郎(未完成VS新世界) ※30名限定で来場可 (出演する2人の曲を1曲ずつ収録した弾き語り音源を来場者全員にプレゼント致します) ※配信について (佐々木泰雅のFACE BOOKアカウントにて無料でライブ配信致します。URLはこちら↓↓) https://www.facebook.com/profile.php?id=100042283189769 佐々木泰雅 フロムTokyo #佐々木泰雅 #フロムTokyo #私の窓

2020.10.24 日本語と恋のすべて

  暑さで目が覚めた。 いつのまにか寝てしまっていて、汗を沢山かいていた。 僕が住んでいる下北沢の街は、毎日忙しなく人が行き交う街だ。 真夏の太陽がギラついていたある日、この街で未完成の澤田さんと逢う事になった。 ガストでご飯を食べて、煙草が吸える喫茶店に行った。 シュタインズゲートってゆうアニメがめちゃくちゃ面白いから見ろ、と言われて、そーいや以前にもそんな事澤田さん言ってたなー、って思い出した。僕が、澤田さんはソロで歌ったりはしないんですか?と聞くと、ぜんぜんやるよ、一緒にやる?と軽い感じで言ってきたので、僕も軽い感じで、やりたいです!と言った。 まずはシュタインズゲート見てからだな、と別れ際に澤田さんは言い残してった。 家に帰ってプライムビデオでシュタインズゲートを見た。言ってた通り7話くらいまでは全然面白くなかった。けど、そこからは驚く程に引き込まれて感動した。何故かOfficial髭男dismのすげー売れた有名な曲の歌詞とジャケを思い出した。ちょうど季節はシュタインズゲートの世界と全く同じで、8月の12日から17日あたりを、僕も行ったり来たりしていた。 http://sasakitaiga19861020.blogspot.com/2018/11/1028.html 澤田さんと、そもそも逢うのは2年振りだった。僕は随分と色々な事を忘れたけど、やっぱり随分と覚えてるもんだなー、とも思った。 そうだった、バンドでツーマンやる予定だったんだよね。そんな日が来る可能性があった過去の事、そんな日がこれから来る可能性のある未来がある事、あの日のbridge、ベッシー、コロニー、ラママ、そしてスピリチュアルラウンジ。やっぱり随分と覚えてるもんだなー、とも思ったし、随分と色々な事を思い出さなくなった。 僕が20才の頃に未完成VS新世界に出逢ってから、僕は随分と大人になった。大人になる、ってどういう事なんだろう。よく考えてみたら、大人になんてなれているんだろうか、そもそも20才の頃も十分大人だったんじゃないだろうか。あの頃歌えてた歌は今でも歌えるけど、あの頃歌いたいと思えてた事を、今も歌いたいかというとそうではない。未完成VS新世界は日本語で恋を歌っていた。恋の歌以外、澤田さん歌ってたっけ?って考えても思いつかないくらい、澤田さんの歌には恋と女の子が登場していた。僕も影響を

夏、またね

  あー。 また随分と久しぶりになってしまった。 BLOG。 出来る限り誰が見てるから、、どうとか。 そういう事は考えないで書きたい。 今思ってる事、今思い出してる事。 出来る限り素直に、すーっと書けますよに。 ってゆーかいつから書いてない、、? まーいいか、、。 明日までに完成させたい新曲があり、この後朝までスタジオに籠る訳です。 スタジオは大好きで、毎日いつもスタジオにいて、なんならご飯とかも、全然寝泊まりもしたいくらい。隣でバンド練やってると、どむどむうるさいけど、そうじゃなきゃしーんとして最高。僕は、曲をどうにか作る時は、どうにか絶対完成させれるように、追い込みます。サウナみたいに。窮地に立たされて何が生まれるか、に期待して来ました。本当はそんなんじゃダメなんだけどね。 出来る限り素直に、すーっと書けたらいいのにね。 今夜はほんとはシゲさんのライブ行きたかったし、アサトにも逢いたかったなー。リンラバのみんなにラインしたけど、なんだか何も出来なかったなー。切実で最強な楽しい音楽やりたいなー。何よりまたみんなに逢いたいなー。 企画したら集まってくれないかな。ライブが無理なら遊ぶだけでもいーや。まだダメかな。年末とか無理かな。下北で遊びたいなー。クソみたいな世界だな。最近は、GODってバンドのDOGってアルバム聞きまくり。踊ってばかりの国の下津くんの別バンド、ほんといい曲書くよねー。 8.1のキヨゲンのキヨシさんとのツーマンで湘南の方へ小田急で向かった、そんな一日から夏が始まったんだ。会場に着いたらキヨシさんの後ろ姿が見えた。ストレッチしてた。ママさんがまだ寝てるかもしんないから泰雅来たら起こしに行こうと思っててさ、って挨拶代わりの一言。キヨシさんの歌は優しかった。僕はキヨシさんの曲を一曲カバーした。むじょう、というバンドの方と一緒に帰った。フジロックの話をした。 夏は強烈だった。 みんな暑過ぎてびっくりしていたけど、なんだか少し嬉しそうだった。 音楽の事ばかり考えながら、真面目に働いたりして、たまにゲームをしたり、ホラー映画を見たりした。 先日、IMAX搭載の映画館で、5度目くらいのインターステラーを見た。本当に良くて、とてつもない気持ちになった。 夏が少し遠ざかった気がした。 2年ぶりくらいにカメラマンのユリと逢った。ユリの木公園のベンチで二時間くらい話して、

"GO"/2020.7.1 新曲

"GO" 愛欲の日々の妄想プロパガンダ 愛想と君の骨格意味ないもんと マイノリティ気味の構想振りかざすな 颯爽と彼は砂漠の街を駆けてく 改行で何が文学言えたもんだ 毎秒で神が死んでく空の下 破壊と創造と生と死と文明に 殺される かつての進化論で何を 言える 揺れる 面影幾つ いつもの部屋に 降り積もる程に 振り返る夜に 言葉の跡に 行きつけの過去に 最下位を知り 再会を決意 ヘイホーレディゴー スタンバイオーケーレディゴー

なぁ、レイン。

電車を待っていた。 新宿駅の改札を何度となく、くぐった。 最悪な街で、最悪な気分で、綺麗なままで居たいなんてなー。 まだ追いかける事、許されるかな、とか、そんな事考えてしまったら、何も出来ないよ。 迷ってる暇も、悩んでる暇も無いんだよ。感じたままに。とか、かっこつけてダサい事を書いてみる。誰でも言えるし、書ける事。詩になったらホンモノだよ。それしかないんだよ。 それしかないんだよ、いや、それしかないのか、、!?そんなちっさい奴なのか。好きな事、やりたい事、やれる事、そんなもんなのだろうか、、。うるさい。 便利になったら良い事しか無いよ、使う奴次第だけど。音楽の価値や人の価値、変わるかな。 代わりの効くもんじゃなくてさ。関わりのある、こだわりのあるもんであるようにさ。 車窓の窓の外に、墓標。 私の窓。クリアにしてくれる仕草。 一生の初期衝動。 _____________________________________ 2020.7.1 佐々木泰雅(フロムTokyo)企画 「PRIMAL ANTHEM- 無観客配信公演in西永福JAM」 TICKET¥1000+投げ銭 出演 佐々木泰雅(フロムTokyo) リトルキヨシ 山下秀樹(ザ・ラヂオカセッツ) 7月1日の19:30よりツイキャスプレミアムにて放送開始。 購入ページ↓↓ https://twitcasting.tv/nishieifukujam/shopcart/10905 佐々木泰雅 フロムTokyo

ライト/オン

書かなきゃいけない事は書かなきゃけない。 僕以外の人にはどうでも良い事だけど、書く。 7月1日に配信で自主企画を開催する。発表してから時間も無い。 いよいよどころではない。何故かというとこの企画は今の世界情勢が どうのこうのなる前から始まっていて、僕はずっともがいて足掻いてきた、自分で言うけど笑。 遡ると3月のはじめから構想していた。 ライブハウスにお客さんを入れれなくなるなんてまだ夢にも思っていなかった頃だ。 タイトルは”PRIMAL ANTHEM”と決めていて、それに見合う最高の日をイメージしていた。 7月1日を迎えるにあたり、当日交わる意味があるメンツじゃないと意味が無いと思っていた。 偶然の再会や、必然的に訪れたタイミングなどを上手く引き寄せて順調に進んでいるように思えたが、 気付いたら目の前で詩を歌える世界では無くなっていた。 なんなら家から出られなくなっていた。 もともと出かけるが好きではないけども、やはり異常な事態だった。 でもその間に、自分の深い原点みたいなものに再会出来た。 ゲームがすごく好きだという事や、ホラー映画が必要な事や、 宇宙の事につぃて調べたかった事や、人前で歌うよりも、まずは家で大好きな詩を歌うのがなにより好きという事。 立ち止まって落ち着いて冷静になれ、と、自分の基本を取り戻せたのです。 もしかしたら、緊急事態宣言以前の方が緊急事態だったのかも知れません。 家にたくさん居れたので、本当に楽しみにしていたFF7のリメイクがじっくりやれたし、バイオハザードの新作もめっちゃやったし、昨夜もホラー映画をゆっくり見たし、曲もたくさん作れてる。ライト/オフな時は自分とたくさん話せるし、自分と遊べる。 この期間のインプットで少しづつ、オレはこー思うってのをまた世界に向けて出して行かなきゃと、思い始めた訳ですな。 7月1日は絶妙の日程だった。東京都の自粛緩和も進み、ライブハウスへお客さんを入れても良くなった(制限ありで) 結構考えたけど、最初から配信しか無いかな、と決めていた。 配信しか無い、理由を関わってる人達へ説明するのは難しくは無かった。 3月から決めていた”PRIMAL ANTHEM”という名前に見合う一日にしたい。僕は声が好きなメンツでスリーマンをイメージしました。 リトルキヨシトミ

"PRIMAL"2020.6.15 新曲

海に 生みに 縁取り 辿っていた 青い カタチ 汲み取り 迷っていた 幽霊 ユーアンドミー コアに 語りたい 捨て身 ステイウィズミー 友に 共に行こう ひとつだけの 彩りで 色取り取りの 毎日を 夢に 恋に 濃くなる PRIMAL 故に 声に 取り憑く PRIMAL 迷路 明朗 名曲は茜色 死してなお 怒り 真夜中 海に立つ 二つとない 彩りで 色とりどりの毎日を 夢に 恋に 濃くなる PRIMAL 故に 声に 取り憑く PRIMAL 青く 若く 焔立つ PRIMAL 愛に 逢いに I need you PRIMAL

"この街で生きて"2020.6.15 新曲

行かなきゃメロディ 最後のメモリー この街で生きてる 儚く揺れて 涙も枯れて この街で生きてく 今年の夏に いつかの雪を見た 記憶の扉 夕立ちがノックした 疑えど それでも歌がいいと 裏表のない笑顔 消える泡沫の日々 オレのこの心臓にまだ価値があるのなら リズム 生かしてくれ 行かなきゃメロディ 最後のメモリー この街で生きてる 恋に生かされ 愛に殺され この街を呪って 今年の春に いつかの君を見た 記憶の扉 夕立が錠をした 新宿は今25時の雨 自転車で駆け抜けた 甲州街道の夜 オレのこの心臓にまだ意味があるのなら リズム 生かしてくれ あいつの歌に あの子の声に 光を感じていた 汚れた手でも 天を仰いで 月に太陽を見る 行かなきゃメロディ 最後のメモリー この街で生きてる 今を感じて 未来を掴め この街で生きてく

"忘れられない"2020.6.15 新曲

"忘れられない" 忘れられないメロディ あなたを思ってる 何をしていたって あなたを思ってる 僕は本当にダメだよ 何をしてみたって 名曲とか言って 気を大きくしてるだけ 青春が終わっても 死ねなかったんだよ 青春のその先に 何かがあるのかな いつか届くように 辿り着けるように 大きく息を吸って 今を感じている

七月の木

素直に書けたらいいなと思い、書いてみる。 なんとなく、2014年の夏の終わりくらいだった。 地元で同じバイト先になり、くるり、や、フジファブのコピバンを一緒にやった事のある吉田直弘が東京のぼくんちに住む事になった。 その後、フロムTokyoにギターとして参加してくれる事になったりした。 僕もちょうどギタリストを探していたし、何よりヨッシーのギターが凄く好きだったのだ。 狭い6.5畳くらいの部屋に27才の男が二人。 ある日、僕はサラバーズの、夏の夜、という曲を聞いていた。とてもいい曲だなと思った。すぐにギターを持って、なんとなく新曲のメロディを口ずさんでいたら、その曲つぎの新曲にしようよ、とヨッシーが言った。それが、July 、という曲だった。少し経ってフロムTokyoのスタジオ練習があり、そこでJulyを合わせてみた。これは、いい曲になる、そう思った。その日僕は新宿JAMでバイトをしていた。本当は出勤の予定じゃなかったけど、人が足りなくて、急遽、スタジオ練習以外の時間にドリンクカウンターで働いていた。僕が上のスタジオでJulyを合わせている間は、店長の石塚さんがドリンクカウンターに入った。ちょうどその時ステージでは、よもさん、が歌っていた。そして、石塚さんが見ているステージで倒れた。 僕らがスタジオから出ると、PAの山田さんがロビーにいて、今救急車でよもさんが病院に行った事を教えてくれた。 そして、そのまま、よもさんは死んだ。 その年のJAMFES、最後のステージでJulyをやった。アンコールの演奏中、ずっと、よもさんの匂いがしていた。 Julyという曲の事を考えると、いつもその日の事やJAMFESの事を思い出す。何かにしがみつかれて振り切る事の出来なかった夏の日のような感覚になる。 それから少し経って。 ハートたちの秋村充と渋谷のTSUTAYA前で待ち合わせをしていた。 やってきた充はジンをロックで飲みながら、Julyという曲が凄く好きだ、という話をしてくれた。そして、影響受けて曲も書いた、とも言っていた。 新宿JAMが無くなる寸前の2017年12月。 JAMの小さなスタジオで僕の企画を開催した。僕が上京した年に、シゲさんが下北の風知空知で開いてくれた企画、それの新宿JAMスタジオ版という感じだ。 予約特典として、充がミックス

詩月

BLOGを書こう。 僕はずっと詩を歌う事が好きだ。 歌詞に思いを込めて軽やかに流れるメロディが好きだ。何度思っただろう。何度感じただろう。これからもずっと好きでいたい。歌がないインストゥルメンタルと言われる音楽や、ラップも好きだし、ハードロック、スタジアムロック、シティポップ、北欧系のオルタナサウンドも好きだし、シューゲイザーも好き。かなりミニマルで冷たく無機質なエレクトロや、シンセポップなんかも好き。大衆に受け入れられる為の違和感のある優しさの音楽はどんなジャンルでも好きじゃないけど、そうじゃないものに関しては基本的にジャンルイズファッキューって感じ。たぶんどんな音楽にも、自分の内なるどこかに突き刺さる受け皿があるんだと思う。新たに受け入れられる音楽の部屋が自分の心にある事を知れるのも、また音楽の良いところだ。 最近はYogee New Wavesの"BLUE HARLEM"というアルバムにはまりまくり。ちょい前は踊ってばかりの国の"光の中に"ってアルバム。歌われる事の喜びを曲自体が上げているような楽曲は本当に素晴らしいなと思う。今までの全てを捨てて、生まれ変わり、まるで見違えるような曲をいつも書きたいし、きっと僕にもやれる。もっともっと見た事ないものを、もっともっと感じた事のない事を、沢山したい。なんて事を音楽はいつも感じさせてくれる。 僕は音楽以外に、テレビゲームも好きだ。ゲーマーとまではいかないまでも、最新のはまーまーチェックしてる。任天堂だとスーファミと64。ソニーはPS.PS2、そして人生を変えたPS4。64のスーパーマリオやスマブラにも人生変えられたけど、やっぱPS4を初めてやった時は凄かった。多分今だに慣れてない。なんてゆうか、気持ちが追い付いていない。この感情って本当に凄い事だし、ちょっと怖い。。PSで発売されたタイトルのリメイクもPS4はあって。原作をやっていた身からすると、夢が現実になる感覚、良い時代に生きてるなって思う。 ライブの話。 三月の佐々木泰雅(フロムTokyo)のライブは一旦終了した。 大塚MEETSの長谷部さん、西永福JAMのアサト、渋谷LUSHのビーハプ水口さん、札幌LOGケイ、下北沢ろくでもない夜のいずみさん。 みんなありがとうございました。 悔しくも躊躇した瞬

美しい国

3.1 そうか、もう3月か。 なんかあっとゆー間にもう寿命です。 って死神に言われそうだ。 2月29日、四年に一度のうるう年の日に下北沢の町を真昼間から散歩した。あるバンドの新譜へのコメントをお願いされていて、それを完成させる為の時間だった。短くまとまってしまったなーと思ってはいたけど、新譜のコメントって普通は三行くらいとか、、たまに一言とか。。見返すと作文みたいに長くて、まーでもそれでも短いかもって思ったくらい、思いがあるのは良いことだ。 世界が狂って来たいやもともと狂っていたのに気付かなかったのか、それとも狂った世界に慣れていたのか、はたまた狂った世界を愛せるようになっていたのか。心にも頭にも沢山の「伝えたい事」ってやつが渦巻く。それはなかなかSNSのスマートなとこには収まらなそうで、やはり僕はBLOGが好きだ。 僕の考えはこうだ。 人を傷つけるような言葉を吐く人は、善人だろうが悪人だろうが、僕は嫌だ。 強く訴えるがあまりに乱暴な言葉になったりするのはよく分かるが、日本にはとても美しい言葉が沢山あるのだ。情緒豊かで風情がある。そしてそれは表面上凶暴な言葉よりも、ずっと狂気的に的を射抜く事もある。歌詞を書いてるとそんなことに気付ける。 僕は安倍総理がかつて放った「美しい国、日本」という言葉がとても好きだ。安部総理を支持した事は一度も無いが、その言葉の持つ本質的な力に凛としたのは確かだ。あの人も人間である。新宿なんかで乱暴な言葉を掲げて政権交代を求める人達を僕は安部総理以上に好きになれない。これは本音だ。本当の「切実」というのは、実はもっと丁寧な言葉に表れると僕は思う。 音楽には人を優しくする力があると思う。それは聴く人の心の声を言い当てるからだ。歌詞もメロディもその役割を担ってる。疲れている、苛立っている、暗闇の未来に、優しく降る雨。 戦場の兵士に降り注ぐジョンレノンのイマジンのように、音楽には世界を優しくする力がある。僕はライブでお客さんだけに歌ってるなんて思った事は一度も無い。スタッフ、対バン、主催、此処ではないどこかにいる人へ向けても歌って来た。そんな話を昔大阪のライブハウスでしたらその箱の店長にプロ失格だと言われた。そんなプロならこちらから願い下げだから不服な態度で店を出た。この世界情勢の中、イベントやるなら僕は出続けます。僕側からキャンセル

優しさも年を取る。

僕には夢がある。 死ぬまで夢を見たい。 願わくば、今見ている夢はいくつか叶えたい。 どんなステージに立とうが、誰と歌おうが、誰がきいてくれようが、自分が思い描いていたその夢の形じゃなければ満足なんて出来ない。 尖ってるふりして誰より弱く、怯えているんだろう。 でも間違った事なら絶対言わない。 やっぱり優しい詩がいい。 なぁ、シンゴ。

君が愛したあの空へ

寒い。 9月から引っ越してきた新しい街の1月が終わろうとしている。 冬で一番寒い2月がやって来る。 何日か前に窓の外を見ると、到底積もりそうにない弱弱しい雪が降っていた。 新宿だった。 何故だか暖かい気持ちになった。 もうすぐ冬で一番寒い2月が来る。 1.30に横浜で歌う。佐々木泰雅(フロムTokyo)として。 アサトと一緒なのは久しぶりだし、シゲさんもなんとなく久しぶりな気がする。 しっぱいまんはこの前一緒に企画したばかりなのに、何故だか久しぶりな気がする。 1.30が過ぎたら、冬で一番寒い2月が来る。 歌う、というのは自由なはずだよね。どこまでも届くように優しく彼方までメロディを言霊を放とう。誰かが「こう思う」から「こうしなきゃ」なんて、それが嫌だから自由になりたくて歌い出したんじゃないか。 ってそんな事ずっと知ってるよ。でも僕はロボットじゃないから、だから生きるのは大変だね。 みんな永遠じゃない。好きな人たちとずっと歌いあえる訳じゃない。考えるととっても怖いね。でも、だから愛しいんだね。 ってそんな事ずっと知ってるよ。 ホントは全部抱きしめて優しく微笑みたいだけで、でも僕はロボットじゃないから、だから鉄みたく冷たい言葉を吐く事があるんだよ。 家族の事を考える。奥さんの事を考える。みんな僕の一部で、僕はそんなみんなの一部で、なんだか世界は残酷で、とてつもなく美しい。 ってそんな事ずっと知ってるよ。 踊ってばかりの国の新譜「私は月には行かないだろう」とTHA BLUE HEARBの「THA BLUE HEARB」を同時に初回限定盤で購入。どちらもまだ全部は聞けてないけど、残酷で美しい世界を歌っているのは分かった。 その少し前に、佐々木泰雅のミニアルバム「わたしも花になって」、フロムTokyo EP「ZERO」。この2タイトルを配信リリースした。唐突だったが、それもいい、自由だもん。ただただ聞いて欲しかった。そしてライブを見てほしいと思ったからリリースした。下記URLから各種配信サイトにいける。聞いてください。 佐々木泰雅”わたしも花になって” https://linkco.re/gv9nF3GD フロムTokyo”ZERO” https://linkco.re/G6neVY6E 佐々木泰雅 フロムT

違う月を見ている、

ちょっと。 そーゆーのはもういいから素敵な音楽もっと聞こうよ、なんて思ってしまってもいいし、なんて思ってしまわずにいてもいい。 自分のスタンダードをいつも大切に。 ぶれずに探求して行こう。 この世界にはまだまだ面白い事が待ってる。 絶望したり寂しくなったり諦めたり投げ出したり膝を抱えたり、そんな事してしまうほど、まだ僕らは何も知らない。 誰かが話す事なんて、海に捨てに行けばいい。 カッコつけずに、ダサくならずに、フラフラしながらヘラヘラしながら、しっかり真っ直ぐ立てばいい。 枯れた声で、音程外して、ハウッても、天に突き刺さるように歌えるならいい。 怒っても、見下しても、無関心でも、殺しそうになっても、戦争しなければいい。 宝物みたいなCDが二枚。アルバムだってよ。最高かよ。まだ聞いたこと無い曲がほとんどさ。初回限定版だからさらにアガる。これでしばらく飯もいらないよ、本当さ。太るくらいなら死んだ方がマシだ。それより歌わせて下さい。ねぇ音楽の神様。 おはよう、より、こんにちは、より、愛してる、より、歌おう。歌いましょう。さらば。